不登校~子供に身体症状があるとき~
ホーム > 不登校~子供に身体症状があるとき~

不登校~子供に身体症状があるとき~

2020年08月06日(木)12:23 PM

 

 

 

何かにつけて気分が重くつらくなる場合

 

 

 

不登校の子供の場合は、単なる緊張による疲労で気分が重くなっている場合が多いのですが、いくら休んでも改善されない場合は、精神的な病気の可能性を考えた方が良いようです。うつ病の場合も考えられます。慢性疲労症候群という症状名をつけられる場合があります。

 

 

不登校の子供のなかには、身の回りで起こっている出来事をことごとく被害的に受け止め、気分を沈うつにしてしまう子供がよくいます。例えば、本当に父親が暴力をふるうとか、母親が食事を食べさせないなど、実際に辛すぎる出来事がある場合は別です。特に何もないのに、不安が強く気持ちが重くなっている場合には、カウンセリングなどのケアが必要です。

 

 

 

身体の異常を訴える場合

 

 

 

不定愁訴は、不登校に伴う身体反応の一般的な現象です。具体的には、頭が痛い、お腹が痛い、吐き気がする、体が金縛りになる、チックが起こる、夜尿が続くなどの状態や訴えがあって、そのきっかけや原因がつかめない時は必ず医師に相談してください。また、思春期の子供の身体反応的な訴えには、現実と矛盾した訴えが 繰り返されることがよくあります。

 

 

例えば、「(実際には毎日排便しているにもかかわらず・・・)便がずっと出ていない」「髪の毛が何百本もごそっと抜けていく(実際には普通程度の抜け毛)」「いくら食べてもどんどん痩せていく(実際には食事前と後の差程度)」「目が二重にならなければ生きていけない(二重にしても実際には満足しない)」「右の足と左の足の長さが違うから歩けない(本当は全く違わないか、正常の範囲)」「右手と左手の長さが違うから、 これを治さないと社会参加できない」「身長を5 センチ伸ばさないと生きていけない」「いつも腸の調子が悪いから気分が悪くて何もできない」「いつも自分の体から変な臭いがしているから人前には出られない(本当は通常の体臭しかしない)」などがあります。いずれも医師の治療を受けたほうが良いでしょう 。

 

 

 

よい医師を見つけるためには

 

 

 

思春期の子供や不登校の子供の状態を見慣れている医師を探しましょう。そのような医師のところには、多くの不登校の人が訪ねていますから、様々な方法で情報は手に入ると思います。ただし、子供によっては医師のところには行きたがらない場合もありますから、 子供が医師に会いたくないという現実をも理解してくれる医師をまず親が尋ねることから始めると良いのではないでしょうか。

 

 

「子供を連れてこなければだめだ」と主張する医師がいます。「親を治療するわけではないのだから、子供が出てこなければ話にならない」という医師もいます。今日の保険制度では、不登校の問題で母親のカルテを作ることができないので、診療の対象にならないのです。そのような場合は、 母親が患者として「辛い気持ち」を訴えてみることも考えていいでしょう。母親が患者になって自分の悩みを聞いてもらうことも実は大切なのですが、医師のなかには母親の話を聞く余裕を持てない医師もいます。

 

 

心理や福祉関係の人とも連携できる立場や見識を持った医師を見つけることも大きなポイントです。また、子供に会うだけで子供の心に安心感を与えるような医師がよい医師だと思います。そして、 結局は人柄なのではないでしょうか。人間としての温かみを、親も感じる事ができる医師ならば、子供にも同じような温かさが伝わると考えてもよいでしょう。

 

 

また、子供本人が進学のことや進路の事を心配しているような時には、治療だけではなく、そのような話題にも耳を傾けてくれる医師は大切にしたいものです。

 

 

どうか、心豊かな医師を見つけてください。どこかに気持ちの合う人がいるものです。心理関係の人も同様です。いろいろ学派があるので、自分に合うやり方で関わってくれる人と関わるとよいでしょう。子供にとって良い医師、臨床心理士とは、子供と関わりながら、関わりの方針を考えて、子供の気持ちを察しながら応答していく力を持った人なのです。

 

 

単に有名だからとかマスコミに出ているからという理由で治療者を選択すると、思うようにいかない場合も多々あります。 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援