不登校の事例~高校2年の女子生徒のケース~
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不登校の事例~高校2年の女子生徒のケース~

2020年08月05日(水)7:16 PM

 

 

 

相談事例

 

 

 

不登校が始まったのは、中学1年の10月頃です。中学2年になって、6月までは何とか行けたものの、それ以後は行けなくなってしまいました。中学3年の時は、 ゴールデンウィーク明けから休みだし、部活動のみに参加しました。原因は、小学5年生の時に、クラス内で孤立するほどのいじめがあり、人と関わることが苦痛になってしまったことでした。

 

 

当時、同居していた義父母の介護に忙しく、十分に手をかけられなかったこともあったと思います。「学校にどうして行けないの?」「夜遅くまで起きていると朝起きられないよ」などと声をかけても、黙っているだけです。「こうしてみたら?」という提案も、表情を硬くして黙ってしまうだけでした。

 

 

娘から「何のために勉強するの?」 「お母さんは高校を卒業しているんだから、中学の勉強は私に教えられるでしょう?」「小6までで、生きていくための勉強はした」と、反抗的ではなく穏やかに言われたこともあります。今は自分の選んだ高校に何とか通っています。娘は優しく心配りもできる子なので、社会の中でこの長所を活かせる場所は必ずあるはずだと私は思っています。

 

 

 

回答  

 

 

このお子さんは、不登校を乗り越えて今は希望の高校に行っています。いじめがきっかけで不登校になり、その後も通えなくなる子はとても多いものです。「いじめられたのは小学校の時の話でしょ?」「中学生になってもなぜまだ学校に行けないの?」と聞かれても、子供はうまく答えられません。

 

 

「なぜ学校に行けないのか」自分でもよくわからないからです。だから黙ってしまうのです。心を閉ざしているわけではなく、本当にわからないのです。ですから、不登校のお子さんに「どうして学校に行けないの!」とあまり詰め寄らないようにしましょう。お母さんは、「 介護に忙しく十分に手をかけられなかった」と、お子さんの不登校の原因を自分の中に探しています。

 

 

けれど、そこは考えすぎなくていいと思います。お子さんが「生きていくうえで必要なことは小6までにもう勉強した」と自分の思っていることを語ってくれているのは、 お母さんとの信頼関係ができているからでしょう。大切なのは、問題が起きた後でどれだけこの子を理解しようとしたか、見守ることができたか、だからです。



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