不登校・ひきこもりへの対応の悪さからニートに・・・
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不登校・ひきこもりへの対応の悪さからニートに・・・

2020年07月26日(日)6:01 AM

 

ニートという言葉の発祥の国イギリスとは、経済改革にともなう若年失業者の増加ということにおいては同じです。違いは「小・中学生の不登校や、高校や大学中退からひきこもり、ニートに移行していく」ことです。このことから、日本では「不登校→ひきこもり」への対応が充分ではなかった結果、ニートに移行したと考えられます。

 

 

ところで性格検査にYG検査(矢田部・ギルフォード検査)というものがあります。就職試験やカウンセリングなどの際によく用いられるものです。価格も手ごろであり、インターネット上で購入も可能です。

 

 

YG検査では、人のタイプをおおまかに、A・B・C・E類の5つに分けられます。C・E類は社会的内向(対人関係に消極的でひき気味)の人であり、これに対し、B・D類は社会的内向(対人関係に積極的)の人です。A類は、C・E類やB・D類のいずれかの要素も持っている人と考えられます。詳しくは左の通りです。

 

 

A類・・・情緒は安定でも不安定でもないです。行動面は社会的内向・外向両面において偏りが目立たない平凡な人が多いです。

 

 

B類・・・情緒は不安定です。行動面では活動的、社会的外向です。自己抑制力が欠けると非行などの反社会的行動を起こしやすいです。

 

 

C類・・・情緒は安定でも不安定でもありません。行動面では消極的、社会的内向の人が多いです。

 

 

D類・・・情緒は安定しています。行動面では活動的、社会的外向的な人です。リーダータイプの人が多いです。

 

 

E類・・・情緒は不安定です。行動面では消極的・社会的内向の人が多いです。ひきこもりをともなう不登校の人は、このタイプが多いです。

 

 

これまでは、主にE類のタイプが不登校やひきこもり・ニートになるケースが多かったです。しかし、近年ではC類のタイプが不登校やひきこもり・ニートになる割合が急増しています。C類はYS検査解説マニュアルでは「おとなしい、消極的な性格ですが、情緒は安定しているタイプ」です。C類の人は、特に問題のない、どこにでもいる人です。たとえて言うなら、何となく人の後についていくタイプで、学校生活や社会生活では特に問題を起こすこともない、どちらかといえば目立たない人です。

 

 

このような人は、いたるところで見かけることができます。にもかかわらず、現在、C類である彼らが問題を抱えて、不登校やひきこもり・ニートになっているケースが非常に多いです。YG検査をもとに考察すると、情緒が不安定で社会的内向であるE類の人がひきこもったまま大人になり、情緒的には安定してきたが社会的内向が強いため、社会参加しないC類に変化した事例が多いです。もちろん近年は、C類がそのままひきこもって、ニートになった事例も多く見られます。

 

 

わたしたちは本人や親の人たちのカウンセリングや家庭訪問を行っていますが、同時にフリースクールも運営し、学校や社会参加を目指して、一人ひとりに応じたケースワーク(問題を抱える個人や家族に対して、個別に問題解決のための支援を行うこと)も行っています。30年余の事例で共通することは、不安や葛藤の強いE類のひきこもりの人は、「勉強をしたいという意思があるが、情緒が不安定になってしまうので、長時間集中できない」

 

 

「医師によって投薬を長い間受けているが、状態は悪化し、副作用で手がふるえて勉強もできない」など、自分の問題を何とか解決したいと思って相談に来ます。E類の人は、カウンセリングを継続して行い精神的に安定してくると投薬の必要はなくなり、もともと持っていた才能がようやく開花し、自分のやりたい勉強や創造的で芸術的な活動に非凡な才能を発揮しだす人も多いです。

 

 

しかし、C類の人は、不安も葛藤も少ないので、ひきこもってオタク的な生活を送っていても問題意識が低いので、カウンセリングには来ません。また、既存の価値観と合わないので、現実社会に引っ張ろうとしてもうまくいきません。



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