ひきこもり・不登校~他人の評価と自責の念~
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ひきこもり・不登校~他人の評価と自責の念~

2020年07月19日(日)6:53 AM

 

 

ひきこもりやニーと・スネップのような他人に責められることを過度に忌避する人は、責められないように自分で自分を守ってあげているように見えて、実は自分で自分を責める傾向、つまり自責的な傾向が強いです。自責的な人が他人に責められると、もともと自分が持っていた自責感が刺激されて、他人が責めた以上に自分が責められたと感じてしまいます。

 

 

そして、責められたことを必要以上に辛く感じて、せめられた以上に相手を恨みに思うのです。しかし、たいていの場合はそれに自分で気づいていません。ちょっと責められたことで大いに傷ついてしまって、自分の辛さをすべて責めた相手のせいにして、どうやって言い返してやろうかとか、復讐してやろうかと考えます。

 

 

だから自責的な人は、ちょっとした他人の批判に過剰に反発します。そして、攻撃は最大の防御とばかりに、他人にそれ以上責められないように自分が攻撃的になるのです。

 

 

でも、もし他人に責められたとしても、最終的にどの程度傷つくかは、責められたことを自分がどのように受け止めたかによって左右されるのです。他人のちょっとした批判を、いちいち大げさに捉えてしまう人は、自分の自責感について考えてみる必要があるでしょう。

 

 

他人の批判は謙虚に受け止めて、必要なだけ反省して成長すればそれで終わりです。しかし、自責的な人は、他人の批判を必要以上に深刻に受け止めて、さらに自責感を上乗せしてしまうので、必要以上に傷ついてしまいます。

 

 

そして、批判を自分をひどく傷つけるものとして過剰におそれるようになってしまいます。批判によって自責的になれば、自信を失い、自己評価も下がります。本来、自己評価とは自分の価値感に基づいて文字通り自分で自分を評価することです。

 

 

他人の批判ですぐ自己評価が下がる人は、自己評価の基準を他人任せにしていることになります。他人の評価基準を参考にすることも必要ですが、自己評価はやはり自分の基準でするものです。

 

 

他人の評価は、しばしば立場や気分に左右されるのでとても不安定なものです。特に、ひきこもやニート・スネップの人たちは、他人の目や評価を気にしすぎる傾向があります。他人の評価ばかり気にしていると、不当に自己評価が下がる危険性に常にさらされることになります。

 

 

批判されても、改めて自分でしっかり自己評価して、真摯に受け止めるべき批判かどうか見極める必要があります。自責的な人は、批判を避けたいがために他人にどう思われているか過敏になって、一生懸命他人の評価にあわせようとします。

 

 

他人の目を厳しく感じるのは、他人が本当に厳しいわけではなく、自分が自分に対して厳しいからなのです。他人に合わせて自分を抑えていると、自己主張ができずに自分の中に葛藤が蓄積します。

 

 

そして、周囲が厳しく批判的であることに不満を感じるようになります。もともとは、自分が自分に厳しいからなのですが、自分ではそれに気づいていないのです。やがて、周囲の批判に耐え切れなくなると自分を守るために周囲に対して攻撃的になるのです。

 

 

他人の目が厳しくて傷つきやすく感じるときは、まずは自分に対する自分の目が厳しすぎないかを振り返ってみることです。他人が厳しいと文句をいう前に、自分が自分を責める気持ちに気づく必要があるのです。

 

 

誰かに責められたりしかられたりすれば、みじめな気持ちになって落ち込みます。それが、尊敬する人や好きな人ならなおさらです。しかし、どうでもいい他人に何か文句を言われても、ぜんぜん気にならないこともあります。

 

 

犬にほえられるのは不快ですが、心が傷つくというようなことではありません。また、もともと自分で悪いと思っていなければ、他人にとやかく言われてもまったく罪の意識を感じないこともあります。

 

 

反対に、周囲がなんともおもっていなくても、自分で自分を許せないと思うこともあります。これらを考えると、誰かに何かを責められたときにわたしたちがそれをどのくらい気にするかは、それを自分がどのように受け止めたかによって大きく変化することがおわかりになるかと思います。

 

 

人に責められたことを自分がどう捉えて、自分で自分をどのくらい責めたかによって、責められた辛さの度合いも変わってきます。他人は、あなたがあなた自身をどのくらい責めるかを決めることはできません。それは、あなた自身が決めることなのであり、あなたの自由です。

 

 

自責的な人は、その自由に気づいていません。それどころか、誰も責めていないのに、些細なことで勝手に自分を責めてしまいます。誰かに責められたように感じていても、責めているのはじつは自分自身なのです。

 

 

では、その自由を取り戻すには、どうすればいいのでしょうか。まずは、自責的になる考え方の癖について自覚してみましょう。自責的になるべき場面ではないのに、自動的に自責的になってしまっていることを客観視するのです。

 

 

そして、「自分をもっとも責めているのは自分自身である」ことに気づくのです。次に、「みじめな気持ちになったのは、人が責めたせいではなく、自分で自分を責めたせいである」ことに気づき、「どのくらい自分を責めればいいかは考える余地がある」ことを確認します。

 

 

みじめな気持ちのままでいることも、みじめな気持ちから解放されるのも自分しだいであることを実感してください。たとえ、誰かに責められて傷ついたと感じていても、どのくらい傷つくかは自分の受け止め方しだいで大きく変えることができます。

 

 

人は傷つくべきと自分が感じた分だけ傷ついているのです。自分が自責的だと感じたら、本当は自分がどのくらい自分を責めるべきか、そして次に何をすべきかを考えてみましょう。

 

 

そうすれば、自責的になっているひまがないことに気づくはずです。自責的になって活動性が低下して、自責的になった原因の失敗から成長するためのチャンスも遠ざけているのです。

 

 

こんな言い方は失礼かもしれませんが、些細な失敗でいちいち自責的になっている人は、結果的には成長への労力を骨惜しみしているだけになってしまいます。



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