子育てについて~不登校と親子のスキンシップ~
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子育てについて~不登校と親子のスキンシップ~

2020年07月10日(金)4:30 PM

 

 

 

 

子どものいい変化を茶化さない

 

 

 

別の言い方をすれば、「いい兆候が出てきた子どもの行動を茶化さない」と言ってもいいでしょう。いつもマンガばかり読んでいるのに、今日は本を開いていたとします。そんな子どもに対して、「あら、あんた珍しく本を読むようになったんだ」と言うのは余計なことです。

 

 

子どもが自分から食器を片付けたとき、「どうしたの、今日は急に」と言えば、「いつもはやらないのに、今日だけやって」という嫌味になってしまいます。

 

 

いつもは夜更かしする子どもがたまに早く寝たとき、「あら、いつもより早いじゃない」と言うのも同じです。親の気持ちとしては、子どものいい変化はうれしいはずです。それをなぜ素直に喜べずに、茶化してしまうのでしょうか。

 

 

そもそも子どもを褒めるという発想がないのです。抑圧的な親はこれまでほとんど子どもを褒めてこなかったので、「あら、えらいわね」という褒め言葉が素直に出てきません。

 

 

今まで子どもに対して言ってきたのは、どちらかというと「これができない、あれができない」というマイナスの言葉と評価です。子どものいい変化を見たとき、どう言えばいいのかわからないなら、黙っていて、心の中で「よかったなあ」「えらいなあ」と心の中で思えばいいのです。

 

 

その思いは必ず子どもに伝わります。思っていれば、やがて言葉で表現できるようになります。もし可能ならば、「本を読んで、えらいね」と言いながら、ニコッと笑って肩に触れるとか、頭をなでてやるとかのスキンシップができると、親子の距離がぐっと縮まります。

 

 

 

子どもが一番たいへんな思いをしている

 

 

 

不登校の子どもの母親が「学校に行っていないんだから、家事ぐらい手伝いなさいよ」と思ったり、要求したりすることがあります。女の子はやむなく手伝うこともあるかもしれませんが、たいていの子は「うるさい」などと言って手伝いません。

 

 

子どもは母親の本音に反発しています。「わたしは忙しい。あんたは暇なんだから手伝いなさい」「わたしはあんたのおかげでたいへんな思いをしているんだから、家で楽をしているあんたは手伝いぐらいして、わたしのたいへんさを理解しなさい」というのが母親の本音です。

 

 

でも、一番たいへんな思いをしているのは、子どものほうなのです。それを母親は理解していません。また、母親が家事という仕事を見下している面もあります。家事をすばらしいもの、大切なものとは思ってはおらず、暇な人がやるものだと思っているのかもしれません。

 

 

母親が、ただ黙って家事をやる姿を、子どもに見せてやっていないのではないでしょうか。子どもは母親が家事をしている姿を見ると、うれしくなります。母親が母親らしくしている当たり前の姿がうれしいのです。

 

 

母親が家事を黙々とやっていると、子どもはよく見ているもので、いつの間にか手伝ってくれるようになります。子どもにとっての仕事は勉強です。母親にとっての中心的な仕事は家事であり、ある意味で役割分担しているとも言えます。

 

 

やや古めかしい考え方かもしれませんが、母親が母親らしく家事をし、子どもが子どもらしく勉強することはすばらしいことです。子どもの不登校が続くと、母親は気分が落ち込み、家事に対するやる気がなくなってしまいます。

 

 

外で仕事をしていると、限られたことしかできないのも確かです。それでも、なるだけパワーを残しておいて、家事ができるように努力してみましょう。子どもの前では、家事に徹するということが、子どもの一番喜ぶことなのです。

 

 

 

子どもは失敗する中で学んでいく

 

 

 

子どもは日常のささいな場面で、親の期待に反した行動をとることがよくあります。ご飯を食べた後、お風呂に入ってくれるかと思ったら、そう行動しません。昨日早く起きたから今日もと期待したら、遅く起きてきたりします。

 

 

子どもはちょっとよくなってきたと思ったときに、親の期待をわざと裏切るような行動をとることがあります。子どもからすれば、無意識のうちに親に対して「その期待は、自分の都合なのか、子どもを思ってのことなのか」という問いを突きつけていると言えます。

 

 

ですから、親の思ったように誘導しようとはせず、子どもの思ったとおりにやらせるしかありません。それまで抑圧的な親は、子どもが自分の判断で行動するとなると失敗する心配があるので、親が先回りして子どもが失敗を経験するような機会を与えてきませんでした。

 

 

でも、子どもにとっては、失敗したり回り道したりする経験も非常に重要なのです。子どもは自由を与えられると、今度は子どものほうから「こうしたいんだけど、どう思う?」と親の意見を聞いてくるようになります。それまでは、自由にやらせ、見守るのがいいでしょう。

 

 

子どもが自分で自由にやってみて、失敗も経験して、初めて「親の言うとおりだ」と親の話に耳を傾けるようになるものです。また、子どもは自分で判断して行動したことについては、失敗しても責任転嫁をしなくなります。それが自分の足で人生を歩いていく、いいきっかけになると思います。

 



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