ひきこもり~祖母による影響が強く出た事例~
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ひきこもり~祖母による影響が強く出た事例~

2020年07月08日(水)11:00 PM

 

 

 

「事例・23歳・男性」



三世代同居の一人息子。高校中退後に七年間のひきこもり。家庭内暴力がひどく、殴られた母親は二回入院した。おとなしい父親は、家庭内のいざこざから逃げる傾向があった。



何代も続く地方の名家でる父親の家は、祖父母の力が強く、両親は祖父母に気兼ねをしていた。厳しい祖母が子供を叱責するとき、母親は何も言えずに傍観していた。



祖母は孫を医者にしたいという希望があり、小学生の頃から勉強を見たり、塾に通わせたりした。祖母が嫌がるためにこの男性は近所の友達ともあまり遊べなかった。



また、祖母が子供を独占したので母親は息子と親密な母子関係を築けなかった。男性は親に見捨てられたという気持ちが強く、母親に恨みを抱いている。



この事例は、家の中で支配的な力を持つ祖母のケースです。祖母は子供の将来を考えて医者にするつもりだったと言いますが、子供は勉強を嫌がっていました。



祖母は自分の見栄や、親戚を見返したいなど、利己的な動機で孫の自由を奪ったのでした。祖母が孫を独占したために、母親が子供と自由に関われなくなり、アタッチメント・トラウマが発生しました。



特に、祖母に叩かれたときに母親が傍観したので、この男性は自分を助けなかった母親を信用しなくなりました。子供の目には「母親に裏切られた」と映ったのです。母親への暴力は母親の裏切りに対する復讐でもあります。



家父長制の三世代家族では、祖父母の都合が最優先されるために、立場の弱い子供が我慢を強いられることがよくあります。親が祖父母に気兼ねしている、あるいは祖父母が子供のしつけに口出しする場合、親と子供は思ったことを言えなくなります。



そんな家庭では、子供が祖父母のペットになったり、大人の都合によって将棋の駒のように動かされます。家庭になついているように見える子供は、実際には親に不安を感じており、「大人を警戒する気持ち」を隠す傾向があります。



多くの日本人は三世代同居を好ましいと考えていますが、支援現場の経験から言うと、子供に悪い影響を与えるケースをよく見かけます。



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