自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)と不登校
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自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)と不登校

2020年07月04日(土)2:32 PM

 

 

アスペルガー症候群の子どもは、独特の知識やユニークな発想の持ち主なのですが、「変わった」言動のために浮いてしまい、孤立、からかいやいじめの対象になり、不登校に陥ることがあります。

 

 

 

1.アスペルガー症候群とは

 

現代では、自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群・高機能自閉症・広汎性発達障害などの用語が入り混じって使われています。「自閉症スペクトラム」とは自閉症(カナー型)とアスペルガー症候群を連続上でとらえる考え方で、両者には共通の障害があるというとらえ方です。これらにさらにLD(学習障害)とADHD(注意欠陥・多動性障害)が合併する場合も含まれます。

 

スペクトラムとは「連続的に変動する範囲」という意味です。「広汎性発達障害」似たような概念で、その中に高機能自閉症とアスペルガー症候群が含まれます。その子の広汎な機能に障害が見られる点に注目した分類です。しかし、それらの定義や分類はまだ定まっていないのが現状です。

 

 

 

2.アスペルガー症候群の子どもの行動特徴

 

①特異な興味関心

 

他の子どもとは異なることに興味をもち、深い知識や自分だけの世界を持っている子が少なくありません。

 

②強いこだわり

 

ある行動や順序、考えなどに強くこだわるために皆といっしょの生活に支障をきたしがちです。

 

③コミュニケーションの問題

 

一方的な言い方、自分にしかわからない表現、相手の気持ちを配慮しない言葉、独特の抑揚での話し方、大人びた話し方、言葉の背後の意味の読めなさ、表情や場の雰囲気の読めなさ、などコミュニケーションのさまざまな場面で困難が生じます。

 

④共感性の乏しさ

 

相手の立場になって感じたり、「悲しむ」「いっしょに喜ぶ」などの情緒的反応の乏しさのために周囲から敬遠されることがあります。

 

⑤ルール理解の困難

 

スポーツなどのルールの理解がうまくできず、競技中にトラブルになったり、参加を放棄して好きなことをはじめたりすることがあります。

 

⑥感覚の過敏さと運動の不器用さ

 

楽器や不意に鳴る音に過敏だったり、嗅覚が敏感だったり、特定のものの手触りを好むなど独特の過敏さが見られます。また、身体のバランス感覚が悪かったり、手と足を協応させて行う運動が苦手だったりします。

 

 

 

3.アスペルガー症候群の子どもの不登校の予防と対応

 

アスペルガー症候群の子どもは学校のことを、時に、「戦場」のように感じてしまうかもしれません。ある子が「みんなは僕のことを変だと思っているけど、僕から見たらみんなのほうが変だ」と言ったことがあります。おそらく彼らにとって学校は「不当なこと」がたくさん起こる場所なのではないでしょうか。

 

また、アスペルガー症候群の子どもは、クラスのルールをあまりにも固く考えるあまり、違反した子を厳しく責めたりして皆から嫌われ、孤立したり、「クラスの皆がルールを守らない」→「だから学校に行かない」というような固い展開になったりするため、常に不登校と隣り合わせで学校生活を送っていると言っても過言ではありません。

 

不登校に陥った場合の対処の方法は、ADHDやLDのある子どもと基本的におなじですが、アスペルガー症候群の子どもの場合には自分を客観的に見たり、他児と異なることを悩んだりする能力を持っていることが多いので、子ども自身に自分の苦しみや困難がどのような仕組みで生じるか客観的に理解させることも一つの方法です。

 

 

 

 

自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の特徴~極端な偏食がある~

 

 

 

 

味覚、触覚、嗅覚、視覚のこだわりの強さが原因

 

味覚や口の中の触覚、嗅覚の過敏さは偏食につながります。極端に味覚が敏感な人は同じ食品でも、あるメーカーのこの銘柄といった具合に、特定のものしか受け付けないこともあります。


 

子供のころは、給食の時間になると先生から残さず食べるように指導されるのが嫌で、登校したくなくなった・・・・・・・・という経験のある人もいるかもしれません。


 

「好き嫌いが多い」となるとわがままとみられやすいのですが、感覚に過敏なアスペルガー症候群の人にとっては、一般においしいと感じる味がそうでもないと感じられ、偏食をなくす努力は難しいのです。


 

また、料理の見た目も偏食に影響します。視覚のこだわりからくる「食べず嫌い」の偏食であれば、調理の方法や盛り付けなど見た目を変えることで、食べられるようになるかもしれません。


 

偏食が心身に悪影響を与えることもあります。様々な感覚があることの認識が大切です。

 

 

 



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