ひきこもりからの脱出後によりよい生活を送るために
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ひきこもりからの脱出後によりよい生活を送るために

2020年06月30日(火)5:50 PM

ひきこもりからの脱出後によりよい生活を送るためには、ひきこもっているときに何をすればいいのでしょうか。ひきこもりの人は、ひきこもっている期間は自分の状態がわからなくなっていて困惑しています。だから、基本的には何をしたらいいのかわからなくなっています。しかし、焦りは人一倍感じていてジリジリとしていることが多いようです。こんなときには、「何もせずにいることも、これも自分の生きかた」といい意味で割る切ることも必要です。

 

そして、何もしないでいることが自分にとって今、必要なことであり、将来の布石になると考えてください。そして、もしも少しでも余裕があるならば、今のこの自分の状態についてとことん考えてください。

 

考え抜くことで、そこから開ける道もあるのです。苦しい今の状態が将来に生かせると考えて、ひきこもりを豊かなひきこもりへと転化してください。

 

ひきこもりは一つの状態像に過ぎないものの、その数は30万人から50万人、いやそれ以上いるとも言われています。そして、ひきこもりという概念が出現したのは、1995年頃からであり、たかだか20年くらいです。

 

したがって、今後10年、20年経ってひきこもりの人がどのような経過をたどっていくのかはまったくわかりません。ただ、これまで存在しなかったひきこもりの人たちの今後は、注目に値するものだと思われます。

 

「ひきこもり」という現象は、一種の社会現象なのかもしれません。現代に生まれるべくして生まれたものかもしれません。しかし、たとえそうであったとしてもひきこもりについて考えていくことで、精神医学や心理学の新しい領域を作り出したことは間違いのないところです。

 

ひきこもりという新しい視点が生まれて、それに伴う新しい発見もあるのです。わたし自身は現代の若者たちの「生存闘争への本能的な脆弱性」が、成熟した日本社会のなかで形作られた結果、ひきこもりの人の増大化をもたらしたのではないかと考えています。

 

しかし、日本社会が急速に減衰している現在、この「生存闘争への本能的な脆弱性」が逆に「生存闘争への本能的欲求」に転化する可能性もあるのです。いずれにしても、その答えはそう遠くない将来にはっきりとすることでしょう。

 

つまり、ひきこもりについて考えていくことが、新しい視点を生み出しているのです。長い期間にわたってひきこもりを続けている人の多くは、将来に対して悲観的になりがちです。しかし、たとえ何歳になっていたとしても、あきらめる必要はまったくありません。

 

わたしは、自分の幸福は絶対的主観に基づくものだと思っています。つまり、自分自身が最終的に幸せになれればいいのではないでしょうか。ひきこもりの人がひきこもりで苦しめば苦しむほど、ひきこもりから脱出したときの喜びは大きいものとなるでしょう。

 

とにかく、今の自分から脱皮することです。みんながイチローや浜崎あゆみになる必要はありません。ひきこもりの人の幸福感は、小さな一歩から得られるのです。ひきこもりの人に可能性がないといっているわけではありません。

 

最初の一本の幸福感は、なにものにもかえがたいといっているのです。世の中を見回してください。いくつになっていたとしても、現代の日本では選択肢はたくさんあります。

 

関東自立就労支援センターに関わっているひきこもりの人たちは、ひきこもる以前は就労していたり、一度も働いたことがなかったり、不登校だったりとさまざまな人たちがいます。

 

そしてそのなかで、ひきこもりから脱出できた人は生き生きとしています。それは彼らが苦しさを経験したからこそ喜びも大きく、挫折にも強くなったということではないでしょうか。

 

彼らはひきこもりの体験を自身の糧としているのです。わたしは現在、ひきこもり状態で苦しんでいるひきこもりの人たちが、少しでも早く彼らの仲間入りをしてほしいと願っています。

 

ひきこもりからの脱出は困難であるがゆえに、そのぶん、喜びもひとしおです。そして、ひきこもりからの再デビューは、以前の自分よりも視野が広がった、強い自分になっているのです。

 

自分自身の可能性を信じて、再デビューを果たしましょう。



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関東自立就労支援センター
理事長:
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・各種資格取得支援