学歴社会と人間関係
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学歴社会と人間関係

2020年06月06日(土)7:38 PM

 

日本が学歴社会と言われてかなりの時間が経過しています。でも、最近は学歴など通用しない社会になっています。学歴で相手を評価していても、人間関係の取り結び方がわからないと、仕事にも支障が出始めているのです。

 

昨今の事件の青少年たちにも、成績優秀な子が、目立ち始めてきました。子供たちがいち早く、学歴なんか通用しない、学歴よりも大切なものがある、ということに気がついてきたようです。

 

受験中心の学歴は、知識や記憶力が勝負です。それをもって、社会で通用するのはほんの数ヶ月です。人と交じり合えば、人との絡み合いの中で、心を練り上げることが必要であったことがわかります。

 

これは、知識や記憶力ではどうしようもないことです。もちろんテキストもありません。マニュアルもないのです。でも、学ばない限りは身につかないのです。

 

そのとき、学歴至上主義で生きてきた人は、行き詰まってしまいます。息がつけなくなってきて、どうしても苦しくなってしまうのです。最近、不思議な現象が増えています。それは自分の手や腕を、かみそりなどで傷つける子が増えていることです。

 

血を流し、その痛みを知ることで、「生きている」という実感を得ているようです。そして、わざわざ真っ白なワイシャツを着て、手を切り、鮮血を流して周囲の人に見せるのです。

 

そして相手が驚くとその反応を見て、人と絡み合っている、つながっていることが実感できるようです。まさかとは思いましたが、本当のことです。そうまでしても、注目されたい、人から声をかけてもらいたいと思っているのです。

 

知識は積み上げても、心が耕されていないのです。先日、あるテレビ番組に出て、ひきこもりについての討論をしましたが、かつての人間関係と現在の人間関係を比較して話をしていたら、司会者の方から「昔は良かったみたいなことを言っても、昔には戻れないからそんな話は無意味だ」というような言われ方をされてしまいました。

 

確かに昔には戻れません。でも人間関係には昔も今もないと思うのです。同じ人間が暮らし、生きているのですから。あるとき、相談室にやって来た青年がこんなことを言いました。

 

「僕はこんなかたちで育ちたかった。家族だけでなく、隣のおじさん、おばさんたちからいたずらしたら、叱られて、僕が泣いたらどうしたんだと声をかけられ、病気になったら熱はないかと心配してくれ、元気になったらよかったねとわがことのように喜んでくれ、良いことをしたときにはご褒美といって抱きしめてくれる、そういうところで育ってみたかった」

 

人として生きていく上で、一番大切なことをわたしたちはどこかに置き忘れてしまったのかもしれません。でも、けっしてなくしてはいけないのです。気がついた今日から、ことの善し悪しは関係なく、声を掛け合って生活する営みを始めませんか。

 

それがかまってあげることであり、かばってもらえることにもなるのです。



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