ひきこもり・ニートに関連する障害~適応障害~
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ひきこもり・ニートに関連する障害~適応障害~

2020年05月11日(月)9:54 AM

適応障害といえば、不安やうつ状態が強まった状態だと思われがちです。ことに大人の適応障害は、「うつ」の代名詞のようにも使われます。




しかし、適応障害の出方は、うつ病や不安というかたちで内向きに症状化する場合だけではありません。




逆に、外向きに行動化し、問題行動というかたちで現れることも多いのです。ことに小さな子どもほど、適応障害は行動の問題として現れやすいです。




反抗や攻撃、盗みや危険な行動などの、いわゆる困った行動としても現れます。表面の行動だけを見てそれをどうにかしようとし、肝心な不適応の問題に対処できないと、問題行動はエスカレートして常習化し、非行へと発展していきます。




このことは実は子どもだけでなく、大人でも同じなのですが、大人はそれなりに社会的分別があって理性のブレーキで抑えるので、非行というかたちになりにくいだけです。




その代わりに内側に向かい、うつや不安、心身症や依存症といった別のかたちでゆがみが現れやすいです。




適応障害における問題行動は、うつや不安が強まることに対して、自分の身を守ろうとする代償的行動だといえます。




やられっぱなしになるかわりに、やり返すことで、どうにか自分のプライドと心の均衡を保とうとしているのです。




小さな子どもであり、しかられることや否定されることは不快であり、プライドの高い子どもほど反発しようとします。




言われたことと逆のことをしたり、注意した相手を攻撃しようとします。こうした行動は、三、四歳ころから見られ始めますが、思春期に入る十歳ころから拍車がかかりやすいです。




それまで良い子で従順だった子でも、大人から指導されることに対して強い反発を覚えるようになり、「うるさいな」と口答えをするようになります。




そのうえ、外で安心できる居場所をもてず、自分を認めてもらえない状況に陥っていれば、つまり適応障害を起こしていれば、こうした反抗はいっそう激しいものになります。




ある意味、そうすることで自分の苦しさを表現しているのであり、少しでも紛らわそうとしているのです。




その意味で、反抗し、行動化することは、ストレスに対する抵抗であり、防御なのです。




外向きにそれを現すことさえできないとき、人は内向きにつぶれていくしかありません。




落ち込みや不安にさいなまれ、外にも出られなくなります。その状態がいわゆる「適応障害」として診断されるわけですが、外向きに行動化するのも、広い意味での適応障害なのです。




そういう視点で、行動上の問題や非行、嗜癖的行動を見れば、ただ困った行動と思えることも、その本当の意味が見えてくるはずです。



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