失敗体験を大切に
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失敗体験を大切に

2020年05月10日(日)5:40 AM

ひきこもりやニートの状態の人は、自責的な性格の人が少なくないように感じます。




自責的な性格は、いったいどこからくるのでしょうか。自責感は、生まれつき持っているのではありません。幼いころから少しずつ身に着けてきたものです。わたしたちは幼いころから、何かを失敗すると反省を促されました。




「悪いと思っているの!」「ちゃんと反省しなさい!」「反省した態度を見せなさい!」と、ことあるごとに、失敗とは反省すべきものであると教え込まれてきました。




もちろん、周囲の大人たちは、子どもの成長を願って、良かれと思ってやっています。徹底的に反省させることが教育だと思っている親や教師は珍しくありません。




反省することで悪いところが改まって、よい方向に成長していけると思い込んでいるのです。




しかし、たいていの場合、「反省」と「自責」は区別していません。「ちゃんと反省しなさい!」は、「自分という人間を責めなさい!」とは違う意味であることをきちんと教えていません。




失敗を責めることで、反省を促しているつもりですが、失敗によって自分を責めてみじめな気持ちになるくせをみにつけさせていることに気づいていません。




大人が子どもに失敗を責め続けたら、子どもは失敗とはいつまでも責められるべきものであると感じるのは当然です。




そして、自然に失敗イコール自責感と関連づけて考えるようになります。このようにして、失敗するといちいち自責的になるような習慣が身についていくのです。




失敗しても、しっかり反省して次からは失敗しないように気をつけるのであれば、それ以上責めても何の得にもなりません。




反省して成長すれば、失敗は成長のプロセスの一部分になります。失敗しただけで十分にみじめな気分になって、十分に傷ついているのですから、それ以上みじめな気持ちにさせたり傷つけたりする必要はありません。




過剰に反省を促して、子どもを責めたてる親や教師は、よいことをしているつもりでしょうが、子どもを必要以上に傷つけて自責的にさせているだけなのです。




失敗を責め立てれば、失敗をおそれるようになります。当然のことながら、チャレンジ精神や冒険心などは失われていきます。自分のやりたいことにチャレンジしながら生きるのではなく、失敗しないように生きるようになってしまいます。




失敗しないことにこだわって、何でも無難にこなそうとするので、周囲の大人から見れば「良い子」に映ります。「良い子」は実社会に出てから通用しません。失敗をおそれて新しいことにチャレンジしない人が実社会で成功できるはずがありません。




無難なことをやっていれば出世できる会社もないことはないのですが、そのような会社自体がやがて時代から取り残されてしまうでしょう。




「失敗は成功の母」という昔ながらのことわざに異議をとなえる人はいないでしょう。失敗を責める道具に使う人は、成功させないようにしているだけです。相手の足を引っ張っているのです。




残念ながら故意にそういうことをやる人もいます。自分の能力に自信がない人ほど、会社や学校などで必要以上に人を責めて足を引っ張ります。




失敗は成功の母なのです。そう肝に銘じていれば、失敗で安易に人を責め立てるようなことはないでしょう。




それでも責める人は、相手に成功してほしくないのです。失敗を責め立てる人は、「歯はいやのせいで、お前は成功しない」と言っているようなものです。




自分が成功したければ、迷わずに失敗を母親のように大切にあつかいましょう。



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