精神科と心療内科の違い
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精神科と心療内科の違い

2020年05月06日(水)7:00 PM

子どもがひきこもりやニート・不登校状態になり、精神が不安定になってくると、一度、医者に見てもらいたいと思う親御さんも少なくないと思います。



近年、メンタルクリニックを開業する医師が増加しています。ある程度大きな駅の周辺を探せば、メンタルクリニックの二、三軒はすぐに見つかるでしょう。




しかし、出している看板はさまざまで、どこに行けばいいのか迷うことも多いのではないでしょうか。うつ病が疑われた場合は、精神科が標榜科として出ていれば大丈夫でしょう。




通常は、精神科と書いてあれば精神科の治療を受けられます。わかりにくいのが心療内科です。心療内科は、もともとはストレスによって身体の調子を崩した病気(心身症)を専門に診る科で、うつ病を診る科ではありません。




しかし、メンタル疾患は多かれ少なかれ、ストレスが関連していることや、精神科という言葉に依然として心理的抵抗が強いことなどから、心療内科は軽いメンタル疾患を診る科として定着しつつあるようです。




「自分はたしかにメンタル面の不調があるが、精神科にかかるほど悪くない」、そう考えて、心療内科に行く患者さんも多いようです。精神科は敷居が高いためにあえて標榜せずに、心療内科だけをクリニックの看板に掲げている精神科医も増えてきました。




しかし、軽症から重症まで幅広くメンタル疾患に対応可能なのは精神科です。もしわからなければ、電話をして「精神科ですか?」と尋ねてみましょう。




実は、内科医が心療内科を標榜することも可能なので、心療内科では必ずしも経験を積んだ精神科医の治療が受けられるとは限りません。心療内科の専門医も存在していますが、こちらは軽症のメンタル疾患しか対応しないことも多いようです。




少しややこしくなってきましたが、要は精神科が専門である医師の診察を受けることが大切だということです。神経内科は内科に含まれ、基本的にメンタル疾患は診ません。また、神経科はその昔は神経内科のことでしたが、現在では神経内科のことではなく、精神科と考えてよいでしょう。




一部の大学病院では、神経精神科を標榜していますが、これも精神科と同じです。メンタル疾患を診断する基準は、じつはそれほど明確なものが確立しているわけではありません。




メンタル疾患によっては、精神科医によって診断結果が一致する確立が50%以下のものもあります。つまり、メンタル疾患では誤診は珍しいことではなく、思い込みが強かったり、自己流で診察している精神科医であれば誤診の確率もアップします。




うつ病と統合失調症の区別がちゃんとできていない精神科医も存在しないわけではありません。とくに初期段階では、どちらの疾患も漠然とした意欲低下や不安感がありますので、慎重に鑑別しないと両者を取り違えることになります。




長期間通院してもさっぱりよくならないようなケースでは、主治医の誤診が原因であることも珍しくありません。残念ながら患者さん自身が誤診に気づくことは難しく、他の精神科医に転医して初めてわかるのです。




うつ病では、「抑うつ気分」があることが、診断するために必要な症状のひとつです。しかし、気分の落ち込みを感じることは誰でもありえますし、どこまで健康でどこから病気なのかを明確に区別することは容易ではありません。




なぜなら正常でも感じる「抑うつ気分」とうつ病のそれとは、連続的に移行しており、どちらともいえないようなグレーゾーンが存在するからです。




では、精神科医はどのようにうつ病を診断しているのでしょうか。メンタル疾患でも、もっとも一般的に用いられる診断基準では、次の2つのことが重要な目安となります。




1つは、強い自覚的苦痛があるか、ということです。明らかに辛いと感じる症状があれば、病気として扱います。2つめは、社会生活や職業生活において支障をきたしているか、です。現実の生活で困る症状があれば、病気とみなします。




これらは、一見明確な基準のようですが、自覚的苦痛の感じ方は、性格や経験によって大きな個人差があります。また、仕事に支障をきたしているといっても、仕事の内容によって一概にいうことはできません。まったく会社にいけない、あるいは自殺を試みたということであれば、うつ病と診断するのは難しいことではありません。




しかし、軽度のうつ病で、周囲には気づかれないようにきちんと仕事をこなしていたり、自らは気分の落ち込みをあまり訴えないようなケースでは、経験のある精神科医でも診断は容易ではないのです。




うつ病では、あらゆる活動に必要なエネルギーが低下しています。遊びであっても、わたしたちは多くのエネルギーを費やしますが、うつ病では、この遊ぶためのエネルギーも必ず低下しています。



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