家庭不和・夫婦の不仲と不登校・ひきこもりの関係
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家庭不和・夫婦の不仲と不登校・ひきこもりの関係

2020年05月03日(日)12:58 AM

子供がひきこもりや不登校になると、「家庭の雰囲気が良くなかったからこうなったのでは?」と反省する親御さんが多くいます。実際、家庭不和や夫婦の不仲が原因でひきこもりや不登校につながることは珍しくありません。


子供のために、夫婦が円満でなくてはいけないということは、誰しも理解しているでしょう。にもかかわらず、「わかっていても、どうしてもだめなんです」という相談をよく受けます。


そういう相談者に、私が決まって質問することがあります。「仲良くする、しないの前に、あなたは今、幸せですか?」という質問です。お子さんを心配する前に、まず大切なのは、お母さん自身の幸せです。


なぜなら、幸せでない人は、ほかの誰かを幸せにすることはできないからです。あなたは幸せでしょうか。現在のご主人と一緒に暮らして幸せですか?たとえ今は多少うまくいっていなくても、「今の夫と幸せになる!」と決意できますか?


お子さんが娘さんならなおさらです。娘さんは、幸せでない母親を見ると、「どうせ将来、自分も幸せになんかなれない」と思うでしょう。そんな気持ちでは、元気もやる気も起きるはずがありません。


お子さんのために、母親が先に幸せになる必要があるのです。夫婦円満は大切ですが、それは母親が幸せであってのことです。母親が幸せでないなら、夫婦円満はあり得ません。


もう一度言います。最初に考えるべきは「あなたの幸せ」なのです。そのための行動をしてください。あなたが幸せになるにはどうすればよいかを考えてください。


お母さんが、お父さんとの関係に幸せを感じていないと、子供にも必ず伝わります。ごまかしはきかないのです。高校2年生の不登校の息子さんを持つAさんの話は、そのいい例です。


Aさんは、45歳の専業主婦です。これまで長い間、義父母を気遣い、また不仲のご主人への不満を抱え続けてきたために、すっかり体を壊してしまっています。


そこで最近は、家にずっといるご主人に、仕方なく頼みごとをすることが増えてきました。そんな中で、Aさんの心境は次第に変化してきたそうです。


家の中のことができない自分を責めもせず、頼みごとをこなしてくれるご主人を「許そうかな」と思えるようになったのです。「私の不出来を我慢して、家事を助けてくれている主人。これからは、何か不満があっても、なるべく言わないでおこう」という考えに変わったのです。


息子さんにその話をしたところ、こんな返事だったそうです。「やっとそういう気持ちになったんだ。これでもう、お父さんのことを悪く言うお母さんの愚痴を聞かなくていいんだね。僕が体調を崩しがちで不登校になったのは、お母さんの愚痴を長年聞かされてストレスがたまったからだよ」


Aさんは大変なショックを受け、長い間、子供に甘えてきたことを心から反省したそうです。この話は、親が変われば子供も変わる、といういい例でもあります。


Aさんの息子さんの言葉にあるように、親同士が悪口を言い合うことは、子供にとって身を切られるように辛いことなのです。ですから、お子さんの前でご主人の悪口を言うのはなるべく控えましょう。


ご主人の良いところを見て、尊敬してください。そして、ご主人の良いところ、ご主人との良い思い出をお子さんに聞かせてあげてください。


「私がこんなに悩んでいるのに、主人は子供の不登校について何も言わない」という不満もよく耳にします。しかし、考えてもみてください。子供を心配していない親などいません。


にもかかわらず、何も言わないでいるのは、実はとても忍耐のいることなのです。それができるご主人は、やさしくて強い方なのだということをぜひ知っていてください。



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