人間のエゴ
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人間のエゴ

2020年04月20日(月)3:16 PM

人間というのは、結局のところエゴイストだと思います。ずいぶん前のことですが、街の金融業者からの借金が返すことができず、きびしい追い込みをかけられ、保険金目当てに自分の娘を車でひき殺した父親がいました。


父親の車にひかれて虫の息の娘が「お父さん、助けて」と哀願するのを繰り返しひいて殺し、事故に見せかけて保険金を手に入れようとしたのです。


人間というのは、追い詰められるととんでもないことを考える生き物ですが、それでも普段はごく普通の市井の生活者なのです。


周囲の人は事件を知って、「あの人がそんなことをするとは信じられない」と言います。いつもはおだやかでやさしい性格の人間でも、いざとなるとおそろしいことをしでかしてしまいます。


どんな人間でも、追い詰められると鬼畜の心が生まれるのです。世間で多発している子の親殺し、親の子殺しなどは高度経済成長のなかで共同体が崩壊したことと無関係ではありません。


高度経済成長において日本は大量生産、大量消費社会という米国型の文化と同時に、米国型の個人主義の洗礼を受けることになります。ですが、もともと日本には個人主義的なものの考え方をする基盤がありません。


親にそのような習慣がないのに子どもに米国型の個人主義が育つはずがありません。たとえば米国では、18歳くらいになると、親は子どもを突き放すように家から出て外で暮らせと言います。


米国社会は開拓時代からマッチョを尊ぶ世界であり、子どもはいつでも親の庇護を受けることなく、おのおのが早く一人前になってやるという気概を強く持っています。


そうしながらも、欧米の人間がスキンシップを大事にするのは、身体同士の交感がないとおたがいの心の交流が疎遠になり、「身体の空洞化」が起こることを知っているからです。


共同体が崩壊してしまってから日本の家族の概念そのものがかわってしまいました。親と子が友達感覚でお互いを見るようになり、親は親としていろいろなことを子どもに教えません。


親から教わっていない子どもが親になっても子どもに教えることはできません。



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