自助グループ(親の会)によるひきこもりの援助
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自助グループ(親の会)によるひきこもりの援助

2020年04月20日(月)2:37 PM



親のグループワーク(話し合い)





ひきこもり事例では、本人との個別面接が難しいことから、親を通じた援助となり、しかもそれが相当長期にわたることが多いので、個別面接と並行して親同士がお互いに支えあう親の会の活動が役立っていて、個別面談のほうにもできるだけ親の会にも参加することを勧めています。





家族による話し合いの効用は、およそ次のようなところにあるのではないかと考えています。





①同じような問題を抱えている人たちと出会う。そのことによって、心強く思う。不登校・ひきこもりなどの問題に対して視野が開けること。





②参加者からは、うまくいっている場合の話を聞き、気が楽になり、希望を抱くこと。





③自分のことは見えにくいが、他人の訴えに対しては落ち着いて考え、意見も言える。そのことが、母親の精神安定と成長に役立つこと。





④こうした仲間ができることによって、子どもとの関係に「距離をとる」ことを学ぶ。その結果、自分と子どもとのかかわりをふり返ることができるようになること。





⑤個別面談をしたときのそれぞれの経験を、グループのなかでお互いに確認すること。





わたしが援助している自助グループ(親の会)の会合は、いわゆる集団療法というよりも、同じような悩みを持つ親たちが月一回集まって、助け合い、支えあい、学びあい、情報を交換し、ときには夕食会を開いて楽しんだりするような集まりです。





この会には専門家も参加しますが、運営は会員が行っています。また、年に二、三回開催される講演会に参加して、ひきこもりや不登校の原因・背景・対応などについて学んでいます。





このようにして多くの知識を得、多くの体験を共有することで、子どもの成長過程について実感するとともに、展望することができるようになります。





そして、いまは親から自立する段階で立ちどまっていますが、自分の子どももやがて自分の道(アイデンティティ)を見出していくだろうとしだいに思えるようになっていきます。





組織と活動





このグループは、会員と専門的に支援してくれる機関や援助者で構成されています。会員のほとんどは、何らかの問題行動のある思春期・青年期の子どもを持った親たちです。





また、この時期の問題には、犯罪・非行があり、心身の病気もあり、何が起こるかわからないのが思春期・青年期の臨床の特徴です。





そのため、心理の専門家だけでは対応できないことも少なくないので、精神科はもちろん、内科その他の医師、弁護士、元家庭裁判所調査官、教育相談関係者、産業カウンセラー、ソーシャル・ワーカーなど、多くの専門家や専門機関とネットワークを結んでいます。





また、同じような他のグループ間の交流も重要で、お互いの講演会に参加し、交流しているグループが二、三あります。





活動内容としては、①年に二~三回の公開講演会②講演会の一週間後に行う会合③個別相談の紹介④毎月開催する親のグループ・ワーク⑤随時開催する本人たちのグループ・ワーク⑥家族のための勉強会・研修旅行⑦病院や関係諸機関への紹介⑧青年期保健に関する情報サービスなどが挙げられます。



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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援