ひきこもり~医療機関と医師の選び方~
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ひきこもり~医療機関と医師の選び方~

2020年04月17日(金)2:50 PM





ひきこもりやニートの人の中には、心の病気にかかっている人がいます。ここでは医療機関と医師について述べてみたいと思います。





心の病気を扱う医療機関とは





心の病気や障害の診療を専門としている医療機関には、大学病院や総合病院の精神科、単科の精神科病院、精神科クリニック(診療所)などがあります。





病院によっては神経精神科や精神神経科、神経科を掲げているところもあります。欧米と違って日本ではまだまだ精神科への受診をためらう人が多いため、必要な人が気がねなく受診できるようにという理由から、このような科を標榜しているのです。





なお、神経内科を標榜している場合には、脳、神経、筋肉の病気が専門です。最近よく見かけるようになった心療内科は、心の病気の中でもストレスが誘因となって起こる神経症性障害(神経症)を専門とする科ですが、それ以外の精神科の病気や障害の診療をしているところもあります。また、医師ではありませんが、臨床心理士のクリニックでも精神療法を受けることができます。





各医療機関の特徴と選ぶときのポイント





大学病院の精神科





多くの大学病院が「特定機能病院」の指定を受けています。これは、普通の病院では治療が困難な病気でも治療することができ、高度な医療の研究機関や医師の研修期間となっているところです。この指定を受けた病院の多くが、ほかの医療機関の紹介がない場合には、初診時に特別料金を徴収しています。





大学病院では、まれな病気を専門とする医師もいるなど、多くの病気の治療を受けることができますが、しばしば短期間で医師が転勤するので、同じ医師に継続して担当してもらうのが難しいこともあります。ほかの医療機関の治療が納得いかないような場合には受診するといいかもしれません。





総合病院の精神科





設備やスタッフが整っていて、脳波やCTやMRIなどの検査が受けやすい、他科との連携が可能、一定水準の医療が受けられるなどのメリットがあります。





しかし、ひと口に総合病院といっても、設備やスタッフのレベルなどに違いがありますし、そこに勤務する医師により得意不得意の病気があります。病院の規模や特色をよく調べてから受診しましょう。





単科の精神科病院





心の病気の治療に必要な設備やスタッフがそろっており、長期間の入院も可能です。リハビリテーションにも力が注がれ、作業療法やデイケアなどのさまざまなサポートも整っています。





しかし、ときどき劣悪な環境のもとで人権侵害が行われていたなどという医療機関が報道されることもあります。利益追求に偏った経営をしていないかどうか、家族が病院に足を運んだり、口コミやメディアなどで情報を入手し、見極めることが必要です。





精神科クリニック





ベッド数19床以下の医療機関です。気軽に診療が受けられる、ずっと同じ医師に担当してもらうことができるなどのメリットがあります。何を専門としているか、治療が手に余るとき、ほかの医療機関と連携しているかなどが、クリニックを選ぶ際のポイントになります。





心療内科





ストレスを誘因とした神経性障害を中心に治療していますが、うつ病などの治療も行われています。精神科を受診しにくいときには、とりあえずここで相談してみるという方法もありますが、統合失調症や重い障害は最初から精神科で相談したほうがいいでしょう。





臨床心理士によるクリニック





臨床心理士とは、臨床心理学を学び、大学院修士課程以上を修了した人で、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の試験を通った人に与えられる資格です。病院の精神科や保健所などで仕事をしている人もいますが、クリニックを開業して精神療法を行っている人もいます。





このようなクリニックは気軽に相談できたり、ほとんどのところがじっくり話を聞いてくれるので、患者と治療者との信頼関係が成立しやすいというメリットがあります。ただし、医師ではないので薬の投与はできませんし、診療費に医療保険は適用されません。





なかには精神科との連携をとりながら診療をしているところもありますので、そのようなところなら精神科で全体的な経過を見てもらったり薬の投与を受けたりしながら、並行して臨床心理士の治療を受けるという方法もあります。





どんな精神科医を選んだらよいか





心の病気や障害の多くは、薬を投与すれば治るというわけにはいかないので、どんな医師にかかったらいいのかが体病気以上に気になるところです。





では、いい精神科医とはどんな医師をいうのでしょう。まずは、患者や家族の訴えに耳を傾け、理解してくれること、そして、理解していることを患者や家族にきちんと伝えてくれるということです。





病名、治療法、今後の見通しなどをわかる範囲内で教えてくれる、質問に答えてくれる、薬を投与するときには期待される効果と予想される副作用について教えてくれる、患者が薬の服用を拒否しているときの対処法を家族に教えてくれることなども必要です。





また、心の病気では患者本人が精神科へ行きたがらないことが多いのですが、その場合には家族だけの話でも聞いてくれるかどうかも重要なポイントです。そのほか、病院内でのほかの医療スタッフとの関係が良好なこと、治療が困難な場合、よりふさわしい病院や医師を紹介してくれることも必要です。





子どもと青年の心の病気・障害の専門医療施設としては、全国児童青年精神科医療施設協議会に加盟している施設とオブザーバー施設があります。これらの施設には、子どもや青年の専門外来の窓口と、独立した病棟があります。もちろん、このほかにも信頼できる医療機関はたくさんありますので、近所の人の話を聞くなどして自分でも調べてみましょう。



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