年齢によって変化する子供の心
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年齢によって変化する子供の心

2020年04月17日(金)2:45 PM




子供が低年齢なほど母親に張り付くような保安操作を行い、性成長の変化が激しい思春期になるほど複雑な保安操作を駆使します。低年齢の子供は、何か不安なことがあれば「ぐずぐず」したり「母親の陰に隠れる」ような態度をとったり、「沈黙」して無表情になったり、「赤ちゃんのように母親に甘える」態度をとったりします。


小学校の低学年くらいになると、上記の保安操作に加えて「かちかちに緊張する」態度や「孤独な一人遊び」に浸ってみせたり(あるいは、本当に浸ったり)、「ひたすら避けることや逃げることばかりを考える」傾向が出たりします。小学校の高学年になると、これまでの保安操作に加えて「攻撃性」も出てきます。また、特に「人間性回避傾向」「人格的な色彩のある同世代対人関係回避傾向」等が出てきます。


このころの特徴は、これらの人間性や人格形成の色彩がある遊びを避けて、ほとんど人間臭のない機械的な遊びに没頭する保安操作を行うことです。例えば、テレビ、マンガ、ゲーム、プラモデル等を一人でやります。低学年だと、母親を相手にある場合が多く、まだ一人きりでやることは少ないのですが、高学年になると孤立して行います。


中学生になると、それまでのすべてに加えて「欺くこと」「おとしめること」「着飾ること(外観を装うこと)」「宿題や課題を無理をしてでも必死になってやっていくこと」「(善人に思われるために)我慢をすること」「自分の価値観による理論(観念的価値観)を持つこと=要するに理屈っぽくなること」等が、性成長の程度にもよりますが出てきます。


多くの子供たちは、このような保安操作を行いながら自己主張しています。この保安操作を無視して子供の指示的な言い分だけに耳を傾けていたのでは、子供の気持ちの一部にしか注目していないことになってしまいます。


子供の年齢によっても、個性によっても、相手(対象)によっても保安操作は違ってきますが、親や教師は子供の発言や態度には保安操作があることを前提に傾聴する姿勢を持っていた方がよいと思います。


しかし、注意しなければならないことがあります。それは、親や教師の思い込みによる先入観です。持ち前の性質や気質までも、有害刺激に対する保安操作だと勘違いしてはいけません。


現れている現象が保安操作であるのかどうかは、子供が訴える前後の言葉の脈絡のなかで悟らなければなりません。そのためには、言葉の表現の連続性(つながり)に注目してください。


特に話が一連の連続性から外れた時や、突然に無関係な話題に変わった時、特定の話題を避けるとき等々は要注意です。また、人間関係の話を避けるようになったときも、注目してあげてください。


大人が丁寧に安定した気持ちで聞き続けることで、子供は安心して語ります。子供が保安操作をするときには、「安全になりたい」「安心したい」「休みたい」「くつろぎたい」「いたわってもらいたい」「温かい思いをしたい」「満足感を味わいたい」等々の気持ちが隠されています。


親や教師は、こうした子供の心に耳を傾けて援助してあげましょう。



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