不登校・ひきこもり当事者からの相談事例
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不登校・ひきこもり当事者からの相談事例

2020年04月14日(火)1:06 AM

 







相談事例    今でも学校に行きたい





高校を中退してしまいました。正直、焦っています。学歴社会はやっぱり厳しいです。みんな大学とかに行って適当にひきこもりながら卒業してうまく生きているように見えます。





もう遅いって気もするのですが、学生になったらもう少し楽に前に進めそうなんです。ずるいかもしれませんが、格好悪さと引き替えに、今からでももう一度高校生になってみようと思うんです。通信制高校について教えてください。





回答





通信制高校の利点は、あなたの生活を縛ることなく、自分のペース、自分の時間で学習していけることです。ひきこもると時間だけが通り過ぎていき、焦りがつのってしまいます。





ひきこもりの一つの始まりは、不登校の置き去り感にあると考えられていますが、「クラスに居場所がなかった」、「学校は息苦しかった」、「いじめられた・・・・・」と青年期に入って告白される方も珍しくありません。





「あの時、無理してでも学校に行っていれば・・・・・」とふり返りつつも、行けなかった事実は学歴社会に取り残されそうな気持ちをあおります。





通信制高校ではスクーリング(登校学習)も行われますが、そこにも息苦しさを感じた、ここにもいじめがあったという報告は、ほとんど聞いていません。むしろ同世代復帰、社会復帰のゆるやかな関係の場として、不登校その後の暮らしを粘り強く支援してくれていると思います。





ひきこもってしまうと、自分に身分証明書がないことにも気づきます。運転免許証は写真入でいまや最もわかりやすく、市民権を証明してくれるパスポートとして、わたしたちの暮らしの窓口になってくれています。





長期化するひきこもる暮らしの突破口として、一気に運転免許取得にチャレンジする方もいます。この小さな名刺サイズの生活手形がないゆえに、苦労している方も多いようです。





おそらくあなたが切望しているものも、学歴社会に適応する「高卒資格」だけではないでしょう。まずは学生証を得て高校生復帰を果たし、映画館は学割で入り、置き去り感を緩和してくれる新たな居場所を発見することも大切なテーマだと思います。





「通信制」と聞くとあまりキャンパス・ライフを想像しにくいかもしれませんが、部活動・生徒会活動・修学旅行もあるところもあります。学校によって違いがありますから、内容を詳しく知りたければ直接問い合わせることをお勧めします。たくさんの高校が、あなたをサポートしようとしてくれているのは事実なのです。相性がよさそうな学校を見つけていきましょう。





相談事例    同窓会に出られない





不登校をしていたクラスから誘いがありましたが、どんな展開になるのか怖くて、同窓会に出られません。でも、そろそろ出たい気持ちもあるんですが・・・・・。




回答





おそらく出席したい気持ちと、出席したときのイメージに揺れているのでしょう。「あれからどうしたの?」とか「今、何をしているの?」、「仕事は?」というのは、同窓会で交わされやすい言葉です。





同窓会は人生の披露宴とも言えますから、お互いの出世や晴れがましさを見せる人たちもいることでしょう。故郷に錦を飾りたい気持ちで、おそらく前日から意気込んで、互いに遠方からも集うわけですから、そこに悪気はないはずです。





あなたが抱く不安はおそらく、「どうしてた?」、「今、どうしてる?」という質問に答えられない、言葉に窮してしまうということなのでしょう。





受け答えは「相変わらずだよ」でもいいでしょう。「まあね」でも構わないと思います。「それがうまくいってないんだよ」と切り出せるなら、なかには優しく聞いてくれる人もいるかもしれません。





しかしあえて「ひきこもり」という話題や、途切れがちの「あれから」にあなたから踏み込む必要はないと思います。そこにはそれぞれの事情を抱えたもう一つの同窓会があるわけで、お茶を濁す権利はあなたにもあるわけです。





確かにお酒が入ると、同窓会もいくつかのグループに分かれ、突っ込んだ話題に花が咲きます。「なんだよ、おまえ、ひきこもりかー!」と言われ、屈辱を受けてしまう場合もあるでしょうから、こうした雰囲気には要注意です。





「仕事」などについては「ぼちぼちやってるよ」でも「フリーター」でも問題はないでしょう。「仕事がなくてねえ」ならあなたの課題としてだけではなく、一般的話題として広がりをつけられるでしょう。すべてをあからさまにする義務は、同窓会にはありません。一気に同世代復帰を果たすことよりも、徐々に話題を深めていきましょう。





そのためにはあらかじめ旧友や親友に連絡をとっておくと楽でしょう。話題をあらかじめ集めておくことで安心感も増すでしょうし、当日いっしょに出かけられれば、ゆるやかに同世代復帰していけるでしょう。





息苦しくなってきたら無理をしないことです。「用事があるから」とひと言残すのが無難です。次の約束として手紙やメールのやり取りが始められれば、「この間はうまく言えなかったこと」として、本音を打ち明けていくことも可能です。





同窓会という場ですべてを話すことや、二次会三次会まで出席することよりも、今回は旧交を温めていくきっかけにしましょう。不登校であったあなたを知るからこそ、出席者はそれぞれが内心さまざまなイメージを抱くのは事実です。それは「やんちゃな○○」や「ませた○○」に抱くものと同じです。





しかし、同級生とともにいようとしているあなたは、すでに「不登校」でも「ひきこもり」でもないことを体現証明しようとしているわけですから、そこには、「わざわざ来てくれたんだ」とか「あいつ変わったなー」と内心察する人もいてくれるでしょう。



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