ひきこもりの悪循環
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ひきこもりの悪循環

2020年04月07日(火)12:31 PM



ひきこもる若者たちの多くは無気力ではない、「現状をなんとかしたい」と思っているという指摘があります。





無気力で家にこもっているのではない、こころのなかでは「何とかしたい」と思っている、また焦る気持ちも強い、ところがどうにもならないから辛い。





結局、依然としてひきこもる・・・・・・といういわば悪循環を形成しているというのです。





本当はひきこもりたくない、しかし、ひきこもってしまいます。そうなると、ひきこもっていること自体が自己嫌悪を引き起こし、こころの傷になってしまいます。





そして、長くひきこもればそれだけこころの傷も深くなるというのです。また、昨今、悪質な少年非行が話題を集めることが多いです。現代型非行とひきこもりには共通の基盤があるのでしょうか。





ひきこもりの歴史的流れ





さて、ひきこもりは近年突然生起するようになったわけではありません。ひきこもりという名称でこそ呼ばれませんでしたが、「社会的ひきこもり」と近似のものと考えられる現象は、以前から取り上げられてきています。





すでに昭和30年代から「学校恐怖症」が話題に上がるようになってきていますし、スチューデント・アパシーという言葉がさかんに用いられる時期もありました。





社会的ひきこもりを若者たちの歴史のなかで考えていくことも必要かもしれません。また、ひきこもりを考えるうえで、忘れてはいけないのが対人恐怖症です。かつて対人恐怖症は日本特有の病理ではないかとも議論されたこともありました。





かつては、対人恐怖症の民間療法の広告が少年雑誌などに頻繁に載っていた時代がありました。





ひきこもりへの対応、社会的支援活動





ひきこもりの若者への受け皿は、まだまだ乏しいというのが現状です。不登校については、教育委員会やさまざまな公的機関の対応も展開しています。多くの民間団体も活動しています。





ところが、義務教育年齢を過ぎた人たちへの対応、特に20代、30代の人たちへの対応となると、受け皿が非常に乏しくなります。





病院やクリニックも、当の本人が来院しないとどうしようもないとの対応をするところがまだまだ多いようです。本人はひきこもっているわけですから、病院にもなかなか行けません。





ひきこもりの大きな特徴は、本人が家から出ない状況といえます。そのようななかで期待されるのが家族療法的な介入です。





家族療法は、家族システムそのものの変容を促していく治療の立場ですから、たとえ母親一人の来院であっても、その母親を窓口にして家族自体の変化を促していくことが可能となります。





またソーシャルワーク的なアプローチがぜひ必要になってきます。本人は外出しないわけですから、自宅への訪問活動が重要になります。





このような現状のなかで、不登校のための民間団体がひきこもりへも門戸を開くようになってきています。不登校の子どもたちが社会参加できるようになれば、ひきこもりは減っていくと考えられます。





不登校のための民間団体が勉強会や研修会などを行って、民間団体が相互にひきこもりについての情報や対応のノウハウを共有していくことは今後の大きな課題になるでしょう。



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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援