人間関係が、長期間のひきこもりからの脱出のカギになる
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人間関係が、長期間のひきこもりからの脱出のカギになる

2020年03月26日(木)11:32 AM







背社会的な行動をとっている子供に社会的なシステムを導入しようとしてもなかなか受け入れられません。子供を社会に直面させるためには、ある程度の手順が必要になります。


(1)本人がわずかにでも希望していることの確認をする。


希望していることがない場合は、本人の現在の生活を満喫できるようにし、そのような欲望が満たされた時の喜びをともに体験する(楽しい体験の積み重ねとフィードバック)。


(2)希望していることが確実に実現することの保証をする。


(3)困難に遭遇した場合、必ず援助を受けることができ、確実に希望が実現することの保証(不安の回避をしなくてもよい状況作り)をする。


(4)二次的な反応が収まるための協力と保証(身体症状の解消や軽減)。


(5)受け入れ先の相手は絶対に本人を見捨てず、大切にすることの保証。


(6)受け入れ先の人(相手)が本人を好いていることの保証。


(7)楽しい体験が豊富にあることの保証。


これらの保証や手順により、長期にわたるひきこもりの子供も、必ず心を動かします。最終的な目的は、対人関係の進展による豊かな人間性の獲得ですから、何か作業をやらせればよいというものではないことを承知しておいてください。


ここでは、保証をしてくれる人との関係が大切なのです。しかし、前述のような保証をしてくれる社会的なシステムとなると、現実的にはほとんどありません。


今日までに、私がかかわった人たちの事例では、私が主催したり関係したりしている施設やグループのボランティアや、事情を理解して半ばボランティア的にアルバイトをさせてくれたり手をかけて習い事の教室に受け入れてくれたりする知り合いがほとんどでした。


つまり、知り合いの輪を広げていくしかなさそうです。それでも、手をつくして探せば、自動車の運転免許、四級船舶操縦士免許の取得や、通信教育、音楽教室などの趣味の教室、老人ホームや保育園などのボランティア活動など、短期的には、子供の気持ちが動くような社会的な資源は必ず見つかります。


その時にかかわる人たちとの人間関係が、長期間のひきこもりからの脱出のカギになります。



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理事長:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援