ひきこもりの相談事例~強迫性障害で家族ともめている男性~
ホーム > ひきこもりの相談事例~強迫性障害で家族ともめている男性~

ひきこもりの相談事例~強迫性障害で家族ともめている男性~

2020年03月20日(金)8:59 AM




「相談事例」


強迫性障害のせいで家族ともめてばかりいます。家を出て一人暮らしをしたほうがいいのでしょうか?



「回答」


どちらが良いかは一概には言えませんし、難しい質問です。できるだけ離れずに一緒に暮らして解決していくことが望ましいと思いますが、中には本当に家族関係がむちゃくちゃになって、DV(家庭内暴力)にまで発展しているようなケースですとやはり一度離れて暮らした方がよいかと思います。暴力に耐えてまで、一緒に暮らす必要はないと思います。


あるいは、まだ比較的若い方で、親御さんと一緒に暮らしている強迫性障害の人で、親がもっと理解すべきだとか、うっとうしいとか思っている場合も一度、親元を離れてみるのも良いかと思います。


なぜなら、このような場合は親に甘えているケースも多々あり、一度親と離れることによって、改めて親のありがたさに気づいたり、偉そうに言っていた自分が実は一人では何もできないと悟ったりといろいろな効果が見込めるからです。


そのような人の場合は、一度家を出て一人暮らしをするのもよいかなと思います。でもこれは、強迫性障害のためというよりは、どちらかというと少し教育的な意味合いが強いのですが。


それから一人になりたい理由として、家族と離れて一人暮らしをすれば、思う存分強迫行為を誰にも邪魔されずにできるからというものがありますが、これは大きな勘違いです。


確かに家族と一緒の場合ですと、強迫行為がしにくい時がありますし、思うような強迫行為ができないこともありますので、そういう時にすごくストレスを感じます。


「今もし一人なら、ここでこうやって強迫行為を思う存分できるのに」と悔しい思いをする場合もあります。しかし、そのような理由で家を飛び出したらどうなるでしょうか。


確かに思う存分強迫行為ができるかもしれませんが、それは強迫性障害を直すことにとってはむしろマイナスの要因になってしまいます。一人になって、思う存分強迫行為をすればするほど、どんどん強迫性障害の罠にはまっていってしまいます。


したがって、そのような理由で一人暮らしを考えているのならやめておいた方がよいと思います。ただし、家族と一緒に暮らしている方が、強迫行為がしにくい分、治りやすいというものではありません。


要は一人で暮らしていようと、家族と同居していようと、どちらにしても強迫行為をやめるということが最も大切なことだと思います。また、自分で判断せずに、医師に相談することも大切です。




メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援