不登校・ひきこもりの子どもを抱える親の体験談
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不登校・ひきこもりの子どもを抱える親の体験談

2020年03月17日(火)11:06 AM




「46歳・母親」





息子はA大の付属高校に合格したものの、2年の二学期から学校へ通わなくなってしまいました。それ以前も遅刻や無断欠席などがしばしばありました。現在休学中です。申しおくれましたが、息子は現在18歳です。担任の先生は、息子のために尽力してくださっておりますが効果はほとんどありません。





小学生のころは勉強もスポーツもよくでき、人気者だったのですが、中学生のときすごいいじめにあい、そこから息子の対人恐怖症が始まったのではないかと思います。





精神科にも連れて行きましたが、精神病ではないとのことです。原因がはっきりすればよいのですが、どうしてよいかわからないまま日々が無情に過ぎてゆきます。





「親に愛されていない」と息子がいったことがありますが、弟(現在中学三年生)が入院した時に、そちらにかまいきりだったことが影響しているのかもしれません。でもとても心の優しい子で、親に暴力や暴言を吐くというようなことはありません。





ほとんど外出はしませんが、近くのコンビニや図書館にだけは出かけて行きます。私の実家の方へ連れて行ってのんびりさせてやった方がいいのかなあと考えるのですが、今の世の中、中卒という学歴ではあの子のためにはならないと悩み苦しんでいます。





どうしたらいいのか本当にわかりません。一刻も早くこの苦しみから親子ともども抜け出したいのです。本人の気持ちを優先させるべきなのか、それとも親が決断を下すべきなのか迷っています。高校はまた2年あります。





2年間も我慢させるのはかわいそうな気がします。本人は学校にも行かず家でだらだらしているのは親に悪いと思ったのでしょう、新聞の求人広告などをよく眺めています。





家に帰ってきても親に気を使っているのはよくわかります。早く両手を振って元気に帰ってこれる日がきてほしい、そればかりを毎日願っています。





「52歳・母親」





インターネットで関東自立就労支援センターのホームページをたまたま見て読ませていただきました。私の息子は引きこもりです。現在22歳です。高校1年の時に留年し、そのまま退学しました。高卒認定試験受験のために予備校に通っていたこともありましたが、それも長続きせず、その後引きこもりました。





問題がある子どもを再起させるというフリースクールに入学入寮させたこともありましたが、それもほとんど効果がなく再び自宅で引きこもりになりました。小学生の時はよく笑うとても明るい子どもだったのに、それがどこでどうまちがってしまったのでしょうか。いつの間にか性格は内弁慶になりました。





外では借りてきた猫のようにおとなしく、自己主張のできない子どもでしたが、帰宅してからそのうっ憤を私にぶちまけていました。息子には特に親しい友人はいませんが、それでも毎日高校をやめてしまったことを後悔しています。わずかでもあった同世代とのかかわりが恋しいのでしょう。





大学には行きたいと考えているようですが、同級生に追いつきたい、見返してやりたいという思いがあるのだと思います。でも実際はそのような自信もなく、どうしたらよいかわからず、それでイライラしているようです。





ホームページに書かれていた添え木となってくれるような第三者(他人)の必要性を痛感しています。こんな地方では、そう簡単に理解のある方は見つかりません。





いつの日かそういう方が、ひょっこり現れてくれるのを待つより仕方がないのでしょうか。息子の留年が決定して荒れたとき、父親のことを激しくきらい、それ以来父親は一人でアパート暮らしをしています。





父子関係はいまだに好転しません。息子もホームページを読みましたが、そこに出てくる子どものために頑張っている父親と自分の父親を比較し、自分は不幸な身の上だと思っているようです。





父親は自然に回復するのを待つより仕方がないと言います。でも主人はこの問題から逃避しているとしか思えません。自然体でいくといえば聞こえはいいのですが、つまりはかかわらないということです。





父親の態度、第三者の不在で、母親である私一人でこの問題に対処しなければならないようで、いっそ逃げ出したい気持ちになってしまいます。何年かかるかわからない・・・・・・・それも仕方がないのかもしれないけれど・・・・・・・・やはり涙が流れてきます。





「54歳・母親」





息子は22歳になります。お恥ずかしい話しですが、高校のとき万引きで補導されたことがあります。決してそのようなことをするような子ではなかったのですが、それがショックで高校を中退してしまいました。





その後、予備校に通い高卒認定試験の合格を目指しましたが、それも途中で挫折しました。そのあたりから引きこもりの状態が続いています。家の中では母親である私に、評論家のような口調で責めたりもしますが、父親とはまったく口をききません。





父親が仕事から帰ってくると、2階の自室に引っ込んでしまいます。部屋ではパソコンでゲームなどをしているようです。私も最初のころは、息子のことを責めてばかりいて、感情的になってしまった自分を今では反省しています。





主人は昔から息子との会話はほとんどありませんでした。息子の話をすると、主人は「何を話していいのかわからない」と言います。そしてさっさと寝てしまいます。





主人は会社では管理職で、帰宅も毎日遅く疲れて帰ってくるのですから仕方がない面もあるのでしょうが、少しは息子のために動いてほしいと思い、涙が出ます。





息子も父親を避けているようで、自分に関心を持たないことに苛立っているようです。「問題を起こして父親を困らせてやる!」と私に叫んだこともありました。問題行動を起こさないと父親はおれを見つめてくれないのか!と訴えているように聞こえます。





私は息子第一に行動しているのですが、息子はそれを煩わしく思うようで、食事も一緒に食べていません。私もかかわり方は不自然なのでしょうか。日々、自信を失ってしまいます。





「私から」





関東自立就労支援センターの相談室を訪れる多くのお父さん方は、「子供の歴史と歩んでこなかったので、どこから関わったらいいのか見当がつかなくて困っていました。





決して無頓着ではありませんでした。甘えかもしれませんが、仕事という言い訳もあって、妻にまかせると言ってきました。息子が20歳を超え、自分の老いと会社に使い捨てにされるわが身に気づく年齢(45~50歳)となって初めて、このままで 定年を迎えたら父親の役目を何もしないで終わってしまい、悔いが残る、そう思って勇気を出してこちらに来ました」と言います。





そしてもう一つ、父親の心の片隅には母子に対して「なんで自分だけ悪者扱いするんだ」という悔しさと恐れがあります。そんな父親の気持ちを言葉で明確化して受容していくと、夫婦のゆとりも生まれてくると思います。





悪気があって夫婦に、親子に、家族になった人はいません。それぞれ事情があるわけで、そこをいたわると心は動くと思います。不安な息子さんを第一にして寄り添うことは大切なことだと思います。ただあまりにも、お母さんが犠牲的だと子供は心苦しくなってしまいます。





子供は親思いです。お母さんに心をくだいているのです。ただもうひとつの心理として「このままだとお母さんの付き人になってしまう」という気持ちと「お母さんを一人ぼっちにさせてしまう」という健気さをたくさんもって葛藤してることも忘れないでください。



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