学歴信仰の親~47歳・母親のケース~
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学歴信仰の親~47歳・母親のケース~

2020年03月07日(土)6:44 PM




「47歳・母親から」





何度も何度も関東自立就労支援センターのブログを繰り返し読んでいます。主人もこのグログを読んで、自分のことを指摘されていると思ったのでしょう、「やり方を間違えたみたいだな」とポツリと話していました。





無知とは恐ろしいものですね。これまで何度息子を叱り、責めてきたことでしょう。息子がひきこもってすでに 4年の歳月が流れましたが、その間、どこに相談してよいのかわからず、親子ともども苦しい日々を過ごしてきました。





息子(21歳)は、「もう人生が嫌だ」、「お母さん、僕みたいな人間、生まなければよかったのに!」、「こうなったのは親の責任だ!親を殺して自分も死ぬ!」などと叫ぶようになり、私もどうしていいのかわからず、一時は絶望的になったこともありました。





でも、このホームページに出会えて、一筋の希望の光が見えてきました。私たちと同じ悩みを抱えている親御さんたちの気持ちが、手に取るようにわかります。





子供のために歯を食いしばって頑張っている親御さんのお話しを読むと、私も頑張らなければと励まされます。「学歴に対するこだわり」は、たしかに私も主人も強く持っていました。





そういう親の認識がますます息子を追い詰める結果になっていたとは思いもしませんでした。今はとにかく、息子には青春のこの時を生き生きと楽しく生活してくれればいい、それだけを考えています。学歴対するこだわりはもう吹っ切れました。





「私から」





私はこの「学歴信仰」は魔物だと思います。それは、「学歴さえあれば何とかなる」と多くの親子に信じ込ませてしまったからです。





その結果、「偏差値」が人間の値打ちになり、「偏差値40の自分は、人生も人格も 40しかなく、自分の将来も知れたもの」と ある子に失望を与え、「偏差値70は将来の仕事も、恋人も70になる」とある子に幻想を与えてしまったのです。





今も夕方に町の進学塾の前を通る子供たちが疲れた表情も見せずに走りこんでいきました。私にはその姿が切なく思えるときがあります。あてにもならない学歴を信じるしか他にエネルギーをかける道がないようにも見えます。





ただ悲しいことに、いま私たちは学歴に代わる価値観を子供たちに伝えることができないのです。勉強や学歴だけで人生が決まるほど、私たちの一生は簡単なものではありません。





「生き生きと日々の生活を過ごす」には豊かな人間関係を自分のまわりに築いていけるかが重要です。孤立しない人間関係です。知的に優秀で、人もうらやむような会社や団体に入っても、まず体験するのは情(人間関係)なのです。





知を生かす前に、情で挫折した若者の相談はこのところ増えています。そんな若者は「情にも偏差値があれば、目標ができる」と言います。勉強ができることにこしたことはありませんが、いくら勉強ができても人間関係が孤立に向かいやすい子は 生きにくいものです。





その反対に、勉強はあまりできなくても、他人の気持ちを推し量って、補い合う人間関係が築ける子は世の中に出たときに、生きやすいのです。





学歴がなく、勉強ができなくても、人は誠実に生きることも、豊かな人づきあいもできるのです。これほど「あてにならない学歴」とは思いつつも私たちは生活の隅々まで、この魔物を安住させてしまっているのです。





今、「引きこもり文化」の中で子供たちが求めているのは、「知識」よりも他人と「付き合うこと」の大切さを教えてほしいということではないでしょうか。



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理事長:
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メール
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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・各種資格取得支援