家庭内暴力が起こるわけ
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家庭内暴力が起こるわけ

2020年03月04日(水)10:08 AM




不登校期間中に、子供が家庭内で主に母親に対して暴力をふるうことがあります。一般的には男子が多く起こし、女子は少ない傾向がありますが、最近は女子にもよくあります。悪条件さえそろえば、家庭内暴力は誰でも起こす可能性があります。


暴力を起こした直後の子供に話を聞いてみると、「親が自分の失敗や行動をひどく責めた」「親が自分の恥を人前にさらした」「親が不安の解消に協力してくれなかった」「自分がいつも気にしている嫌な言葉を使った」などの言葉が出てきます。


家庭内暴力を引き起こす子供の多くは、家庭内暴力を引き起こす前の小児期や児童期に、親から精神的なひどい仕打ちを受けたと主張します。また、暴力をふるうようになるまでの間に起こった不幸や不運を嘆きます。以下に事例を列挙します。


「親によって不安にさらされていた」(様々な失敗やテストの不出来等の暴露)


「親に自分の気持ちを無視された」(親の口下手、無口)


「親に拒否、否定、批判の的にされてきた」(罵り、嘲り、皮肉)


「親が自分に対して駆け引きばかりのかかわりをする」(親の本音ではなく、駆け引き的で、子供が操作されている感じを受けるようなこと)


「外でうっぷん晴らしができていない」(親によってストレスの発散ができないような性質気質に育てられてきたという自覚・・・・強い規制)


このような場合に、子供は心に苦痛や苦悩やうっぷんや辛さをため込んでしまいます。子供は適切な言語で苦悩を表現できずに、家庭内で、本人にとって最も安全な対象(主に母親)に向かって、怒りや憤りの発散を衝動的で暴力的に実行します。


怒りや憤りや辛さなどの発散は、暴言の場合もありますし、身体的な発散もあります。親に対する攻撃的な言葉や乱暴な罵詈雑言は、子供は「自分も同じようなことを過去に親から言われてきた」から親に仕返しをしていると言いますが、親に対する敵意や憎悪感というより、「甘え」の表現という感じがします。


無口な子供や口下手な子供の場合には、身体的言語表現で感情を表します。身体的な発散には二通りがあります。


(1)腹痛・頭痛・不快感などで身体に分散して表す(身体反応)


(2)言語的な感情表現を伴わない乱暴な暴力行為で表す(気分反応も含む)


後者の場合、いきなり乱暴な暴行に及ぶために、相手にはなぜ暴力を振るわれるのかわけがわかりません。しかし、子供自身も自分の暴力行為を責めて苦しんでいるのです。


親に対する他罰と自分に対する自罰との間で、子供も苦しんでいるのです。



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