不登校の子供が、人間関係を避け、ゲームやネットなどに依存する意味
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不登校の子供が、人間関係を避け、ゲームやネットなどに依存する意味

2020年03月01日(日)8:57 AM






不登校になる子供の多くは、不登校になる前から、対人関係において嫌な体験や懲りた体験を重ねてきた形跡があります。不登校になる前は、消極的ではありましたが、友達が来れば一緒に遊んだり、誘われれば遊びに出ていくこともあったという子が多くいます。



しかし、不登校になってからは、友達から誘いがあっても出て行かず、誘いの声そのものを回避しようとします。もちろん、友達が来てくれても会わないことが多くあります。



これらの現象を「対人不安に陥っている」という一言で片づけるのは賢明ではありません。確かに、現象としては対人不安なのですが、不登校の場合、保安操作(自己防衛システム)による人間性回避として見たほうが、後々のかかわり方を考えるためにもいいのではないかと思います。



保安操作をするのは、「あの嫌な感情を、もう一度味わうのは嫌だ」という思いに支配されているからです。子供は、人間関係で強い不安や嫌な思いをした時には、瞬時に自分の人間性や人格を問われない遊びに逃げ込むことがしばしばあります。



人間性や人格を問われない遊びには、インターネット、テレビ、ゲーム、マンガ、プラモデル等があります。不登校の子供の多くが、一時期、このような人間性を問われない、あるいは、人格の触れ合いが少ない遊びに没頭することは、自己保全のための保安操作として考えた方がよいのではないかと私は思います。



それは、本来は周囲の友達関係を活用して人格形成をしていくべき時期の子供が、その周囲の人間性や人格によってひどいめにあってしまっているために、小児期に形成された保安操作によって自己防衛的な自己保全を図っていると思うからです。



このような不登校の子供の現象をもって、人間関係を構築することが下手だと言う人が多くいます。不登校の子供自身も、そのように思い込んでいる場合が多々あります。



でもそれは間違いです。もし仮に、人間関係の上手下手を言うのなら、不登校の子供の相手はどれほどの者なのかを理解したうえで判断しなければなりません。



むしろ、不登校の子供が相手に対して自己防衛して保安操作をしていると考えた方がよいのではないでしょうか。そのように考えていくことで、子供の人間関係の保安操作を解く鍵を発見できるはずです。



子どもの保安操作を解くカギ



焦って対人不安を直そうとしても、多くの子供は、対人不安対策だけではかえって人間関係が悪くなるばかりです。なぜ、保安操作をしたのか。相手のどんなところに、何に対して保安操作をしたのか・・・・・・・。



そのようなことを理解していなければ、保安操作を解く方向へはなかなか向きません。多くの不登校の子供は、自分なりの社会性を確保しています。



それは、体験した社会性の中では、自分なりに合意できた確認事項なのです。このようなことなら、自分が住む社会で認められるであろうということを理解しているという自己了解範囲が子供にはあります。



その「合意による確認(または、合意の確認)」が、いじめる側の子供や傍観者たちとはレベルが違っていたのです。そして、不登校になる子供の多くは、「自分はダメな子」「自分は人より劣っている」「みんなからは大切にされない子」と思い込み、信じ込んでしまいます。



その結果、いっそう人間関係から遠ざかることになってしまいます。



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