精神的なひきこもりの病態と背景
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精神的なひきこもりの病態と背景

2020年02月27日(木)12:48 PM





精神的なひきこもりの背景には際限のない不安があります。不安がそこまで大きくなってしまう背景には、親や周囲の人とのかかわりや学校生活などで、自己評価を低くしてきた経緯があります。親や教師は、子供に恥をかかせたくない、立派に成長してほしいと願うあまり、他人から見れば優秀な子であっても、いところをほめるよりも、ことごとに子供の欠点を正したり、弱点を指摘することが多くなりがちです。


そのために、子供はいつも「自分にはいいところがない」「自分はだめな人間だ」と思い込み、必要以上に自己評価を低くしてしまうのです。そうした子供は、欠点や弱点が自分のすべてだと思い込んでいますから、その欠点や弱点を人から指摘されるかもしれないということが常に不安なのです。


したがって、子供はいつも自分の欠点や弱点や劣ることを人に知られないような工夫をします。そのような生活態度は「どうしても恥をかくのは嫌だ」という思いをさらに強くし、自分と比較の対象になる同学年の集団の中では「消極的にして目立たない」ようにふるまいます。そして、やがては同学年の仲間たちの行動から離れていく結果になります。


「自己表現」をしなくなっていく背景があったのです。「失敗すると、親や周囲の人たちから非難される」のではないかという不安や、「間違ったり失敗したら、どのように申し開きすればいいのか」という不安が生まれて、無口になっているのです。


親や教師たちのイメージ通りのことができなかったらという不安が、子供自身の心の中に強く生まれてきます。なるべく人と付き合わないようにし、最初は学校や子ども同士の中で、やがて家族に対しても口数を最小限にし、ぼろを出さないように生活するようになっていきます。


特に、父親に対しては口数が少なくなります。この時点では、まだ、子供は精神的なひきこもりだけで外出はできます。しかし、どんどん強くなっていく不安を、癒されたりいたわってもらったりなぐさめてもらうことがない生活の中で、子供の緊張は解消されないばかりかますます強まり、疲弊し、外出もしにくくなっていきます。



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