子供が不登校になる三要素
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子供が不登校になる三要素

2020年02月24日(月)12:47 AM





「なぜうちの子が不登校になったのか」「なぜこの子が不登校になったのか」とは、かかわる大人の誰しもが考えることです。もちろん、個々に事情は異なりますが、一般的に子供が不登校になっていくときには、次のような三つの要素があるといわれています。


(1)本人の性質気質の成長発達課題としての「素因」


(2)学校や家庭や地域や各々における人間関係等の「環境要因」


(3)直接の不都合や不安や恐怖や絶望につながる「きっかけ要因」


不登校になると、子供は、次々に非日常的な変化をします。「現実検討能力の低下」や「思考能力の低下」は、多くの不登校の子供に起こる特徴的な変化であり、具体的な行動に大きく影響して周囲を戸惑わせます。


子供たちの多くは、学校を休み始めた当初は、学校へ行く支度をしたり、学校へは行けなかったとしても自宅で学習をしたりしますが、やがて、抑うつ傾向が顕著になってきて、学習について全く興味も関心も持てなくなります。


そんな生活の中で、進級や進学や友達関係で不安が増大したり、教師や友達が訪問してきたことに伴ういやな体験をしたり、親子関係で強い不快感を体験したりすると、たちまちのうちにゲーム、インターネット、マンガ、プラモデル等の機械的な遊びに没頭するようになります。


自分を不安から守るために、人とのかかわりを徹底的に回避し、人間性や人格に触れられることを拒否します。こうした安全感の獲得のための行動を「保安操作」と言いますが、不登校の子供の行動を理解するうえでキーワードになる言葉です。


対人関係を避けるために、現実の人間にかかわる機会が極端に減少します。そして、どんどん現実の世界から遠ざかっていきます。


もちろん、本人はそのようには理解していませんから、「将来、文部科学大臣になって、学校からいじめをなくす」というような非現実的な希望を本気で抱いたりします。


中にはテレビ等で歴史番組を見て親より知識が増えたことで「自分ほど歴史に詳しい者は日本にはいない」と真剣に思いこむ子供もいます。先の抑うつ傾向とは裏腹の関係になります。


子供がこのようになった時に、「何をばかなことを言っている。自分の今の状態がどんなにひどいものかわかっているのか。お前はただの落ちこぼれだ」などとののしってしまう親もいますが、そのようなことを言うことで、子供の側にはさらなる保安操作が起こってきます。


極端な場合は、「文部科学大臣がだめなら総理大臣になってやる」といったようになっていきます。あるいは、親の発言や行動、かかわりに対して完全に沈黙してしまいます。


不登校の子供は、現実を検討する状態からはかけ離れた位置に自分を置いています。実際に、人間関係や人格的なかかわりを避けようと思えば避けることができる環境にいることがほとんどです。


経済的にも子供が金銭のことを心配する必要がない程度に恵まれている場合が多いようです。時間をつぶすのには十分すぎるほどの遊び道具があります。


しかし、もう一方では健全な一面もあります。本音で信頼できる人に対して(強く魅かれる人に対して)、他人であってもこれから先の不安や自分がどうなってしまうのかという危惧等を話す場合もあります。


子供が信頼できる家族以外の人とは、子供に強い影響力を持つ人のことです。



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