ひきこもりとはマイナス発想の習慣である
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ひきこもりとはマイナス発想の習慣である

2020年02月10日(月)7:59 PM





ひきこもりについて、こまかく具体的に述べようとすると、ことが微妙で深い心の屈折に関しての話ですから、わたしの表現力ではどうしても難解な部分が多くなってしまいます。それで、まずいたって分かりやすい言葉で大掴みに大事な本筋をざっくばらんに書いておこうと思います。ひきこもりとは、「マイナス発想の日常的な習慣」なのだとわたしは思います。





それがどんな時点からどんな状況で始まったにしても、ひきこもりの共通原理は、マイナス発想の習慣ですから、ここではひきこもりのプラス発想の習慣への転換がどのように可能か、がテーマになります。ひきこもりは、他人に迷惑をかけてはならないという強力な気遣いの習慣に抑えこまれながらの徹底的な落ち込み型が多いのです。





人間は生きているというそのことだけで、迷惑を周りに多少ともかけざるを得ないのですから、普通の元気に暮らしている人々は、自分が迷惑を人にかけていると気づいた時、「ごめんね」「ごめんね」と謝りながら、また同時に他人の「ごめんね」を許しもしながら、ざっくばらんにその日を過ごしています。





人が人と関わるというのはそういうことだと思います。自分がマイナスばかりを背負っているので人にバカにされる、非難される、許してもらえない、いや、たとえ人が許してやるといっても優越感に自分を見下して笑ったりするんだろう、自分が人に見下されるのは恥ずかしい、恥ずかしいというよりそんな自分を見たくないし、見られたくもない、そんな自分をとても許すことができないのです。





だから、外へ出るのが嫌だ、外へ出ると人に会ってしまう、人が自分のことを見る・・・・・・・。人に見られるのが嫌だ、ということは、自分のマイナス面、つまり他人と比べられてダメな点を見て笑われたり、見下されることが耐えられないのです。





わたしの平生の実感をこれと比較すると、わたしなどは今まで充分すぎるほど自分のマイナス面を人に見られてきてしまっているので、今さら隠すことも何もないと思うし、そうなにもかもマイナスばかりではなくて、人には何らかのプラス点も認められているのも事実なのだから、余計な卑下は必要がないし、卑下しすぎる習慣が身についてもいないわけです。





ですから、人にどう思われているかをそういちいち気にしてはいられないという暮らし方がすっかり身についた習慣になっています。もっと言えば、生きる以上、なるべく楽しく生きたいと思っています。世間の大多数の人も、自分と同じく楽しく生きたいと思って生きているのに違いないと思う思い込みが、またわたしの身についた習慣になっていますので、基本的に気になることなんかないまま、世間的に人と交流して生きています。





つまり、プラス発想で生きています。マイナス発想では生ききれません。プラス発想への転換がどうやったら可能なのか、なのです。ひきこもりを続けることができるのは、自分の生活の支えが親や家族に依存していられる限りのことです。ですから限度は見えています。





もうゆとりはないぞ、いつまでもひきこもりは続けられないぞ、と分かっていながらひきこもりがやめられないという人を脇で眺めていてわたしに分かることは、”やめなければならないと分かりながらやめない日を送りすぎて、それがまた実に日常の習性になっている”ということです。





ひきこもりの社会復帰のテーマは、”マイナス思考の習慣を破ろうと試みる習慣”と、”プラス思考の習慣を身につけようと試みる習慣”という二つの習慣をどういうふうに習慣化することができるかということなのです。





これは簡単にできることではありません。ことが習慣の問題なのですから。”いつか知らず知らずのうちに、やれることをやっていきさえすれば、それがすっかり身についてしまうものだ”という人間の真理を利用したいものです。





マイナス思考だって、逆のプラス思考だって、この人間の真理としてはまったく同じものだと思います。共に習慣のことです。わたしは、マイナス発想とかマイナス思考と言いますが、同じものです。それは悪癖、悪い習慣、中毒、やめたほうがいいと思うこと、ジンクス、癖になっている悲観的な物の見方すべての向きを指します。





逆に、またプラス発想というのもプラス思考というのも同じです。よい習慣、よいしつけ、自然にいいような前向きに展開していく向きのこと、楽観していて大丈夫と安心できる気楽さ、愉しさ、明るさなどの物の見方を指しています。人類はいままでしっかり地球上で生息し続けてこられたのは、すべてプラス発想の習慣のおかげなのだ、と気づくことがつまりプラス発想そのものだと大きく捉えます。





自分のひきこもり状況を気にしながら、そこから脱し得ないでいる人、またはそのまわりにいて、この先どうなるか気にしながら何の手助けもできないと悔やみ続けて久しい人、それらの方々にわたしは語っておきたいのです。





人類はこれまでも、これからもプラスの思考の向きで生き続けます。ふと気がついた時に、「あっ、プラス思考の習慣が大事」と唱えて、ぽんぽんとわが胸を叩いてこれで大丈夫と思うこと、それで充分心の扉を開ける癖が、自分のまわりに知らず知らずのうちに広がっていきます。



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