ひきこもりから自力で脱出する
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ひきこもりから自力で脱出する

2020年01月29日(水)10:15 AM






自力で(単独で)関東自立就労支援センターを訪れることができるのは、相対的にひきこもり期間が短く、親との間に日常的な交流があり、現実を不本意と思う現実検討力を持っている人たちです。




「居場所に参加したい」と親に頼んで来所した、5年ひきこもった男性もいます。親に言われて単独で来所した人もいます。中学高校の不登校・中退を繰り返して、20代半ばに達してから、自力で来所した女性もいます。




いずれにせよ、彼らの社会性は損なわれてはおらず、地域における社会参加システムとして、関東自立就労支援センターのような支援施設を選択するにいたったという事情が垣間見えるのです。




社会全体に、生活の意識が地域より家庭に向かう「内向きの心性」があることが指摘されています。地域社会に人の目が向かず、たむろする場もないという現実は、中退や退職後の「つなぎ」の場所がないことを意味します。




これは、次代を担う若者にとっては、ある意味では過酷な状況です。参加したり撤退したりができる居場所さえあれば、もっぱらひきこもる必要もなくなると思われるのです。




ひきこもり問題は、若者が行き場所を失ったことを示す、印象的な表れだといえます。ひきこもりの当事者たちには、親たちの努力と変化をしっかり感じ取ってほしいところです。




親たちは、問題解決のためにさまざまな努力をしてきています。23年ひきこもった青年の母親は、23年前から保健所などの公的機関に何回も相談してきました。




また、20年ひきこもった別の青年の母親も18年前に大学病院を訪れ、保健所、民間機関などを転々としてきました。不幸なことに、その頃は、社会、特に公的機関にひきこもり相談の受け皿はほとんどなかったのです。




不登校に対しても、「待つことが大切」であり、「そのうち自己責任で出てくる」とする考えが繰り返されてきました。




この間、会社人間真っ盛りの父親の理解や協力が得られなかったり、父親死亡などによって、家庭自体が不安定になった場合もありました。




関東自立就労支援センターに来所したひきこもり当事者の約8割近くが、親・家族と訪れています。親たちは、当事者と仲良くなること、有言無言の過剰な圧力を止めること、膠着した母子関係にしがみつかないこと、夫婦で協力することなどを指導されます。




面談と同時に居場所と親の絵が開催されますが、すでに脱出に成功させた親たちや居場所に参加している元ひきこもりの若者たちと接することの意義は大きく、強く動機づけられて取り組みの方向性がはっきりしてきます。




親たちが対応の仕方を変えていくにつれて、当事者の側にも変化が生じてきます。圧力がなくなるのですから、基本的に当事者はいつか「らく」な気持ちになります。




基本的に「外に出たい」のですから、「らくになること」と「一押しのタイミング」が合致すれば、「外に出ることは可能になる」のです。



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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援