人間関係の「間」がとれないひきこもり
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人間関係の「間」がとれないひきこもり

2020年01月29日(水)10:12 AM




人間関係が不安であるとか苦手です、というひきこもりの人は多いです。人間関係が得意ではないということは、どうやって他人との「間」をとっていいかわからないということでもあります。




間とは親密感であり、これは机に向かって勉強しているだけで身につくものではありません。幼い頃からの「喧嘩して仲直り」の経験の積み重ねによって身につくものです。




不登校の子どもたちが学校に行けなくなる理由の一つに、あるきっかけでそうした人間関係の下地づくりが問われたことがあります。




人は人なくしては生きていけません。人は人とともに生きていきます。わたしたちひとりひとりはけっして無縁の存在ではなく、人の輪のなかで生きています。日本の社会はとくにこの傾向が強く、ひとりだけでの経済的自立は厳しいのが現状です。




不登校や就職をしない、できない若者の中には、人間関係を強制されると、どうやって間をとっていいのかわからないと訴える人が多いです。




間をとろうとすればするほどぎこちなくなってしまいます。だから彼らはサラリーマンを望まず、「一人称」の仕事をしていと思っていますが、それに見合う特別の才能や技能を持ち合わせている人は少ないです。また、そのための投資をいつまですればいいのかと悩む親もたくさんいます。




間をとる苦しみがわからない人は、間の取れないために起こる不自然な身のこなし、言い方、間の悪さを見て、その人をからかったり、笑いものにしたりします。




それは本人にもわかりますから、自分がバカにされていると思えば思うほど、必死に人間関係をとりつくろおうとします。それがひょうきんな行動という過剰適応としてあらわれます。もちろん、自己評価はどんどん低下していきます。




そして、どう対応していいかわからず、苦しいので、人の輪から逃避するようになります。自分から、生き延びるために逃避したのだから、いつでも戻れるかというと、そうは簡単にいきません。




仲間集団の壁はますます厚く、まぶしくなります。たとえ人の輪の中に戻ったとしても、誰かが人間関係のコンサルテーションをしてくれなければ、同じことがまた繰り返されてしまいます。




不登校の場合、当人は、学校の人間関係に苦しんでいるのだから、就学期間が終わればなんとかなると考えていますが、教室が職場に変わっても、人間関係のるつぼには変わりがありません。




環境的には同じ構造をもっているので、不登校から就職拒否になってしまうケースが予想以上に多いです。ひきこもりとは、コミュニケーション不全の苦しみであり、このような子どもが現在、急激に増えているのが実情です。



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