ひきこもりのリバウンドを防ぐ
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ひきこもりのリバウンドを防ぐ

2020年01月29日(水)10:08 AM







ひきこもりの当事者のリバウンドを防ぐためには、以下の努力を続けることが必要になります。リバウンドとは、いったんひきこもりから脱した当事者が、再びひきこもりに戻ることを言います。




回復をスムーズにすることとリバウンドを防ぐことは、互いに重なっています。いったん出てきて再度ひきこもらせないためには、「ひきこもっていた時」より「今の生活のほうがよい」と思えることが必要です。




つらい時期を思い出させないように注意してください。過去のいじめの話題や近隣・親戚の同世代について触れてぼやくことなどは禁物となります。




ひきこもりながらでも、変化、成長は続いています。ひきこもりからの回復も、当然生じるのです。親には「ひとは回復し、成長し、変化するもの」という観点をもつ必要があります。




成長していない、変化していないと思うことは、ひきこもる当事者の今後の可能性をつぶしてしまうことにつながります。過去にこだわらず、あるがままを見据えて、「今ここから」スタートすることです。




ひとはどんなときからでも変わるのだ、と信じてほしいのです。「出たいが出られない」アンビバレンツ(両価的)なひきこもり当事者の心理を理解して、親のほうから変わる方法や訪問サポートで第三者を介入させる方法などは、いずれも有効といえます。




とはいうものの、数年、ときには20年以上におよぶひきこもりから動き出した当事者は、周囲のシステムと対応の仕方によっては、リバウンドして後戻り(家に戻ったり、部屋にこもったり)することもあります。




親に必要なことは、当事者が家を出て、NPOなどに参加したことで安心することなく、当事者を見守り続けることです。社会全体の変化や若者の全体状況を知る作業をつづけ、親自身の「ものの見方」を現実に合わせて変えていくことは、ひきこもりの当事者の社会参加の可能性を高めてくれます。




それが結果として、リバウンドを防ぐことになるのです。世間体という基準はもう少し、広い価値基準に変えていく必要があります。親はアナログ世代、子はデジタル世代といわれ、世代間格差はかつてないものになっています。




この格差を埋める有効な作業に、親がパソコンを扱えるようになることがあります。パソコンを扱うことは親子間の共通語を獲得することにつながるのです。ひきこもりの当事者はそんな親の姿から心の距離を縮めてくれるでしょう。




定年退職後の人生はほとんど30年もあります。「引退人生」と決め込んで無気力に過ごすか、新しい時代の知識を得ながら英知に満ちた30年を創造するかによって、人生はまったく違ってきます。




「40の手習い」は寿命50年時代のこと、今は「60、70の手習い」なのです。ひとはいつからでも、学ぶことができます。ここでもまた、「人生はいつからでもスタート」なのだと思います。



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