ひきこもりをやめたくてもやめられない子どもの苦しみ
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ひきこもりをやめたくてもやめられない子どもの苦しみ

2020年01月02日(木)12:52 AM





どんな事例においても、長い間のひきこもりを続けるのは、どだい無理な不自然なことをどうにかこうにか耐え続けるということです。





毎日のつながりが、不自然の極地の連続ということですから、そんな無理を誰も強制しない、もっと普通の日々に自分自身が戻ったらそれで済むことじゃないか、と普通なら思うところです。





理解できない向きにはまったく理解不能の事態ですが、それがマイナス発想の極北としてのひきこもりの現実なのです。





強迫神経症的なさまざまな不自然も起こるでしょうし、うつ病と精神科医に診断される重いうっとおしさの月日が続いたりするでしょう。





過剰な潔癖症に陥ったり、頭髪が抜けやすくなるとか、体の臭いが気になって毎日毎日そればかりが気になっているのを見ている家人は、自分の神経がおかしくなっていっそ逃げ出したいものながら、思いなおし踏みとどまって、徹頭徹尾、プラス思考で接してやることが大切です。





つまり、マイナス思考のマイナス性は当人がやりたくてやっているのではなく、やめたいのにやめられず、一番辛いのは当人であるという言い方を、「どうしてそんなことをするの?やめたいことだったらやめたらいいじゃない」というかたちで責める代わりに、徹底して言ってやることと、ほんのかけらでもプラスと認めることの可能な言動を、プラス方向に確認してやることです。





つまり、「きのうは、そんなに気にしなくなってたじゃない?それなのに、今日は逆戻り!?いい加減にしてよ」の代わりに、「今日はいささかぶり返しになってしまったのに、きのうはそうではなかった。徐々に徐々に変わってきてるんだよ」という言い方です。





マイナスの確認をして、これじゃあダメだという言い方ではなく、プラス面を少しでも引き出して、大丈夫、大丈夫、前向きの姿が見てとれるよという言い方を心がけましょう。





家人のこの徹底した態度が重なってこそ、それが本人の思考に明るい不断の刺激となるのです。





原因の追求より、プラス発想への転換がカギ





拒食や過食の異常も叱ったり正しい食事を強制したりせず、当人の意思に反しての事態が、気持ちが不当に動いてやめられないのは、見ている親がどうにかなりそうという以上にあなたは地獄ね、というように当人の気持ちの両極の矛盾を理解してあげます。





だけどと続けずに、だのに、あなたの自分の現状のやりきれなさがわたしの胸に痛く届いている、わたしがいっしょにいるから大丈夫だと。





精神科の診断で統合失調症じゃないかと診断されたり、妄想や幻聴で当人の言動が家人の入り込めない状況にはまっている状況であっても、現実のさし迫った事態としては、家での暮らしから本人の状況を変えるわけにはいかない場合、当人は専門医の医療を受ける一方で、接する家族の接し方が大きいと思います。





ひきこもりは、精神病学上の病名ではありません。と同時に、内因性、外因性の精神病との混同は、専門医の正しい判断で的確に避けなければならないことであります。





一般に、ひきこもりが何からはじまったかについては、家の外での対人関係の問題や学校生活のさまざまな挫折とか、親の転職や転業に伴う環境の変化が問題とされることが多いのですが、いったい何が原因かが判別できないケースが一番多いのです。





というよりも、何がきっかけになったにしても、ひとくくりにマイナス思考の進行が行き詰まり現象であるひきこもりの原因なのです。





どういう場面でも局面を乗りきる大きなポイントは、親や家族のプラス発想なのです。ここでもう一度、プラス発想というものの要点を簡潔に述べておきます。





どれだけわずかでも、現在完了形的に、当人のなした言動のプラス面をうまく指摘し、確認をしてやれることがプラス発想の力づけになるのです。





たとえば、「ひきこもりだなんて、人に言われるあなたのこの二年の息詰まるような体験は、今後のあなたにとって、どれほど生きた経験だったことか。





誰にも味わえない寂しさや辛さを知っていることは、人生を深く知ることができたという意味では大きなプラスなのよ」というようにです。



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