友だち付き合いが苦手な子ども
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友だち付き合いが苦手な子ども

2019年11月16日(土)12:04 AM






気が弱い子どもは、自信がなく、小事にも拘泥して安心できない小心者です。周りに過度に気を使うのですが、主体的、積極的に動けない消極的な子どもです。





気の弱さは意思の弱さとも重なり合っています。自己主張がうまくできずに、周囲の状況に心ならずも押し流されてしまい、人の言いなりになりやすい欠点もあります。





気が弱い子どもは、自分に自信が持てませんから他人の前ではうまくしゃべることもできにくいのです。





自分の意思を相手に伝えることもできかねます。攻撃性を抑制するのでストレスもたまりやすくなります。何事にも消極的になりやすいですから、友だちづき合いもうまくいかないことが多くなりがちです。





気が弱い子どもには、このように日常生活場面で悪循環が起きがちです。





不登校の子どもには気が弱い子どもが多いのですが、その父親もよく似ていたりします。不登校や家庭内暴力を振るう子どもの父親には、家庭での存在感が希薄な人が多いことがよく指摘されますが、その一つの特徴は穏やかな人柄ですが気が弱く、肝心なことでも母親に委ねてしまって子どもに対して真正面から関わっていない、逃げ腰な態度です。





そんな父親は、子どもに対して必要な対応を即座にとることができず、問題への取り組みを先送りしたりします。





その反対に、気が弱い子どもには気が強い母親がいて圧倒されていることもあります。子どもを飲み込んでしまいそうな支配的な独善的な母親のもとでは子どもの強い自我は育ちません。





両親が互いに相手をたてる雰囲気があり、両親の力関係のバランスがとれている家庭の子どもは自己主張も円滑にできています。





気が弱いとか口下手というのはほとんどが先天的な素質ではありません。口下手であることが劣等感やもどかしさになりますと、その反動が起きやすいこともあります。





口下手な子どもに親はどのように関わっていけばよいのでしょうか。子どもの前で、親は雄弁であってはならないのです。聞き役になることを心がけるべきです。





そして親としての考え方は的確に子どもに伝えることが大事なのです。





じっくり子どもの主張や言い分を聞く両親がいて、幼い頃から家庭で自己主張がきちんとできる状況づくりをしていたら、こんな問題は起きないでしょう。





自己主張がきちんとできるようになると自分自身に自信が持て、自尊心ももてるようになります。





ギャング・エイジの友だちづくり





小学校四年から六年にかけては、ギャング・エイジと呼ばれる時期です。小学校中・高学年になると、やがて到来する思春期に向かって、よく似た数名の同性同士が仲間集団をつくります。





大人の介入を受けずに、強い団結心で結ばれた仲間集団です。最近はこのようなギャング集団の衰退が心配されていますが、昔は徒党を組んで冒険ごっこをするギャング集団が健在でした。





ギャング集団では何よりも同調性や協調性が要求されます。出る杭は打たれます。仲間集団のなかで頭を打たれる体験も大事な学習なのです。





仲間への忠誠心と献身が子どもたちの社会的な連帯と責任感の形成に役立ちます。子どもはこんな仲間集団のなかで健康な心が育まれていくのです。





友だちの輪に加われずに、集団のなかでもまれることが少ないとひ弱な人間になってしまいます。ギャング集団はたくましい子どもにしてくれるのです。





そういう集団への参加には無関心で、学習塾に駆り立てる親が子どもをダメにしているケースが多いのですが、いっこうに気づく気配がない親が少なくない現状があります。





遊びは自我の分解掃除(オーバーホール)という重要な面があります。遊びのなかで主体性を取り戻すことができるのです。





さらに、子どもは仲間との遊びを通じて正しい社会性を身につけていきます。それが思春期の社会化の助けになります。ギャング・エイジに遊べなかった子どもたちがいじめの標的にもされやすいのです。





苦手な友だち付き合いの波紋





最近、まともな対人関係が築けない子どもが増えたことも注目されています。また友だちはいても親密な友だち関係を築くことができにくい大人も子どもも増えてきていると指摘されています。





子どもの場合も、友だちがいないことがひきこもりを助長します。不登校に陥る子どもは、一般的に友だちづきあいが苦手なようです。





友だちがたくさんいて戸外で友だちと遊べる子ども、友だち関係が健全な子どもは、不登校やひきこもりを起こすことはあまりありません。





そういう意味でも、幼い頃から友だちとの遊びを大事にしないと、小学校に入ってからうまく友だちづきあいができない子どもになりがちです。





このような友だち関係の変質は、少子化や核家族が増えてきたことと関係する問題でもあります。





母親が過保護で、子どもの健全な成長を阻害してしまっているケースが目につきます。





一人っ子の場合には、家庭で兄弟といっしょに遊ぶことがないのですから、余計に友だちが必要とされるのですが、一人っ子の母親は、子どもを自分のペットのようにそばにおいて手取り足取り世話をやこうとします。





母親は、そういう関わり方が子どもの社会性の未発達を招来する危険性に気づかなければなりません。





友だちづきあいが苦手というのは、集団の中でのメンバーシップの維持ができにくいということですから、学校集団への不適応、拒否へと波紋は広がっていく危険性を持っています。





集団参加の機会をつくってやらなければ事態は打開できません。



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