大人(親)は、自分の歩いてきた人生について、もっとざっくばらんに子供に話しましょう。
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大人(親)は、自分の歩いてきた人生について、もっとざっくばらんに子供に話しましょう。

2019年11月10日(日)1:36 PM






ひきこもりは統合失調症やうつ病などの精神疾患に起因する閉じこもりとは異なり、思春期から青年期にかけて、つまり子どもから大人に移行する時期に遭遇する心理的危機による発達障害の一種とみられています。





このような事例が急増するには、その背景に個人や家族の問題を超えて、多くの家族が同じ誤りに陥りやすくなっている時代的・社会的要因があると考える必要があります。





大人は、地域での遊びが子どもの社会性(人間関係能力)を育てることを認識しましょう





ひきこもりが増えている背景には、対人関係に非常に敏感で傷つきやすい若者の増加があると指摘されています。その原因の一つには、最近の子どもたちは小学生時代のギャング・エイジに、親密な友達同士による遊びを通しての結束やけんかをする体験をしていないために、信頼関係を築くことも共感性を培うこともできず、自己中心的で不健全な自己愛を持ちやすくなっていることがあるとされています。





最近は、一人っ子やせいぜい兄弟二人という子どもが多く、兄弟間で揉まれたり、信頼できる遊び仲間の間で揉まれたりするなど、生身の人間と触れ合う機会が乏しいことから、対人関係の能力が痩せてきていて相手に自分の感情をありのままに伝えたり、せめぎ合ったり、折り合ったり、仲直りしたりというような関係を育むことができず、逆にそのような関係を持つことは緊張を強いてうっとうしいものとなり、対人関係が大きなストレス要因となっていると指摘されています。





「ひきこもりはコミュニケーション不全」と断定する専門家もいて、最近の子どもたちは、遊びの中で育てられるべき「人間関係の基礎工事」ができておらず、親も学校も勉強(学力)を重視し、情緒豊かに生きる力(社会性)を軽視しているとされ、情の上に知は育つが知の上に情は育たないことを警告しています。





これらのことが一様に示唆しているのは、自分の子どもについてよい学校に進学させることを考える前に、よい人間関係を持てるような社会性を身につけさせることを考えるべきだということです。





そのためには、子どもが小さいころから近隣の同世代の子どもたちと十分遊べるようにするべきです。





ゲームやインターネットなど自室に閉じこもっての一人遊びをますます助長するような社会状況があるなかで、それぞれの親が一人で頑張るだけでは限界があり、子育てのための地域づくりとして取り組む必要があると考えます。





そこでは、子どもたちがケンカをしてもよほどのことがない限り大人がすぐに割って入るのではなく、なるべく子ども同士で解決させるようにする、いわば「人間関係の基礎工事」の現場であると考えましょう。





同一空間で同一世代の子ども同士が仲良くしたり、せめぎ合ったり、折り合ったり、けんかしたり、仲直りしたりすることは、子どもに人間関係能力、コミュニケーション能力、関係修復能力など社会性を身につけさせるのに必要欠くべからざるものであることを、親は認識する必要があります。





大人は、学歴一神教の呪縛から自らと子どもたちを解放しましょう





ひきこもりが増加する一因として、わが国では進学することに意義があるかのように教育期間が延長され、社会人として責任を取らなくてすむモラトリアムの期間が延長されてきていることを指摘されています。





その期間が成人社会の一員として自立するための準備期間なのだという本来の意味が失われたことにより、できるだけ早くこの期間を脱して大人の仲間入りをしたいという欲求を薄れさせてしまったために、子どもたちは出口が見えないままに、親によって敷かれた学歴競争というレールの上をひた走り、本来の自分と向き合うことを先延ばしにするだけの結果になっているといいます。





子どもはそれぞれ多様な個性と能力を持っています。積極的で誰とでもすぐ仲良くなれる子もいれば、万事に引っ込み思案の子どももいます。





数学は抜群にできるのに運動は苦手な子や、逆に木登りなど運動は万能なのに数学等の勉強は嫌いな子もいます。それを一つの能力、たとえば木登りの能力だけですべての子どもの値打ちを決めることにすると、それは不公平でばかばかしいことだと誰もが考えます。





それと同じように、知的能力だけで子どもの値打ちを競うのも五十歩百歩といえるのに、親は子どもを幼児期から競争社会に放り込み、塾通いなどで同輩たちと自由に遊ぶ時間をもぎ取り、友情や信頼などは進学競争では無用の長物とばかりに軽視します。





わたしたち大人がこのような学歴一神教の呪縛から自らと子どもたちを解放しない限り、いじめや不登校など社会的ひきこもりの端緒となるような現象を減らすことはできないと考えます。





大人は、自分の歩いてきた人生について、もっとざっくばらんに子どもに話しましょう





ひきこもりから立ち直るきっかけには、多くの若者が「自分をわかってくれる人」との出会いがあったことをあげています。





建て前や自分の期待だけを発信する親には、自分の悩みなどを話しても無駄だと子どものほうで決めてかかります。





親は自分の立派さを子どもに誇示するのではなく、失敗や間違いもする生身の人間として喜びや悲しみを素直に伝えられる親子関係の構築を心がけるべきだと思います。





ひきこもりは圧倒的に男の子に多いことを考えると、立派ではないかもしれないが人間くさい父親としての役割は重要です。



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