親は思春期の子供にどう接するべきか
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親は思春期の子供にどう接するべきか

2019年11月08日(金)5:59 PM





親自身が自分の人生を大切にする





子供が問題行動を起こすと、親は世間から責められ、親自身も責任を強く感じるものです。





特に母親に責任が押し付けられる傾向がありますが、夫婦で責任を押し付けあうケースも珍しくありません。





しかし、それでは、親や社会に対する子供の不信感は、さらに募るばかりでしょう。





子供に自分の人生を大切にしてほしいと願うのであれば、親自身が自分の人生を大切にすることです。




子供のためと言いながら、自分を犠牲にしているという気持ちを抱えているとしたら、子供には親の存在が重荷に感じられることでしょう。





特に専業主婦の場合にそうなりがちですので、家庭の外にも目を向け、親自身がもっと自分の時間を楽しんだり、自分の能力を発揮したりする時間を持つようにしましょう。





一方、外で働いている母親は、子供と接する時間が少ないことで自責の念にかられる傾向がありますが、要は時間ではなく密度です。





家事を親子でいっしょにしたり、子供とよく会話ができたりしているようであれば、心配することはありません。





親自身の人生が充実すると、子供の言葉や行動を違った視点でとらえることができるようになります。





なによりも、家庭が明るくなります。





子供は親をモデルにして育つ。だから、親子で同じ時間を共有する





男の子は父親をモデルとして、女の子は母親をモデルとして大人になるといわれています。





ですから、父(母)親が子供に向かって母(父)親の悪口を言ったりするのはもってのほかです。





これでは両親は子供のモデルになれなくなってしまいます。





しかし、モデルになるとはいっても、どんな姿を子供に見せればいいのでしょうか。





母親の場合は、家事をしたり、子供の世話をしたり、ときには看病をしたりということで、自然に頼りがいのある姿というものを子供に見せていることになります。





それに比べて、働く姿を見せられないお父さんは家庭では希薄な存在になりがちです。





特に、子供とどんな会話をしていいのかもわからないという人もいるかもしれません。





そんな場合には、自分の趣味につき合わせるだけでもいいのです。釣りをしたりゴルフをしている姿を見せましょう。





それは、子供と同じ時間を共有するということですし、子供の存在を認めているというメッセージでもあります。





そのメッセージを、子供にわかってもらうことが大切なのです。特に思春期にはそれが必要です。





父母が協力しあう





夫婦で協力しながら子育てをするのがベストですが、夫は仕事、家事や育児は妻まかせになっている場合でも、少なくとも妻が子育てに疲れてしまったとき、夫はその妻の支えになってください。





子供が何か問題行動を起こしたときも、夫婦が協力してその対応に当たれば、事態を乗り切りやすくなります。





子供のほうも自分のほうを向いてくれていると思えば、立ち直れるものです。





長い夫婦生活では離婚の危機が訪れることもあるかもしれませんが、そういうときでも、多くの子供が離婚を止める方向に行動します。





たとえばよくあるのは、子供が病気になってしまうケースです。夫婦は別れてしまえば他人ですが、子供にとってはどちらも血肉を分けたたいせつな人なのですから、親の離婚は親以上に重大な危機なのです。





子供が病気になると、別れるに別れられませんから、離婚は一時棚上げになります。





しかし、子供の病気が治ったあとで離婚する夫婦はめったにないのです。夫婦が協力せざるをえない状況が、お互いを見直すきっかけになるのかもしれません。





言葉でていねいに表現する。じっくり話を聞く





「子供は親の後ろ姿を見て育つ」ということわざもありますが、子供が親の働く姿を見ることができない現代では、後ろ姿だけで子供にメッセージを送るのは無理なことでしょう。





親は伝えたいことを、子供に理解できる言葉で、ていねいに表現しましょう。





子供の話にはじっくり耳を傾けてください。最近の子供が「むかつく」「うざったい」というひと言で親のアドバイスを拒絶するのは、こういう会話が親子の間で交わされてこなかったからです。





体を張って子供を守る。そのことを子供に伝える





いじめられている子供や素行の悪い仲間の誘いを断れない子供などに対しては、親はわが子に危害を加える子ども達から体を張ってでも守ってやるという覚悟が必要です。





そして、その覚悟を子供にしっかり伝えましょう。いざというときには、親が自分を守ってくれると思うと、子供は強くなれるものです。





言行一致を貫く





体を張って子供を守るといっても、頼りない親だと思われていたのでは効果がないかもしれません。





では、頼りがいのある親とはどんな親なのでしょうか。それは、社会的な地位でも腕力でもありません。





言ったことは必ず実行するという、ごく単純なことです。





たとえば、オートバイの購入、外泊などを最初は反対していたのに、子供が強く出たら認めてしまうなどということはあってはなりません。





長い目で見ると、このような言行不一致は、親への信頼感を失わせます。それは、できない約束は最初からしないということでもあります。





腰を据えて子供の成長を待つ





多くの親が、子供を「早く」とせかせていることに気づかないようですが、幼いときからせきたてられていたら、子供は伝えたい気持ちをきちんと伝えたり、他人の意見をしっかり受け止めたりする経験ができません。





ましてや、問題行動を起こした子供に対しては、親は一刻も早く軌道修正したいと思うことでしょうが、一進一退をしながら立ち直っておくのが普通です。





あせらず、腰を据えて、子供自身が成長していくのを待ちましょう。





条件付きではなくまるごと愛す





問題行動を起こす子供の多くが、自分の価値を自分で信じることができずにいます。





そうなった一因として、多くの専門家が指摘することは、幼いときから親に自分をまるごと愛された経験が少ないということです。





いい成績をとってくれば愛されるけれど、成績が悪いと叱られるなど、条件付きの愛情しかかけられなかったというわけです。





「がんばったのに残念だね」と努力をほめられたり、勉強の得意ではない子供は「運動でがんばればいいんじゃない」と励まされたりしていれば、自分の価値が信じられないということは起こらないでしょう。





子供は、いい子だからいとしいのではなく、自分をまるごといとしいと思ってほしいのです。





大きい体で反抗されればいとしいという気持ちがわきにくいかもしれません。





その時は子供が生まれたときの瞬間を思い出してください。





初めて親になったときの感動と、子供がいるだけで喜びを感じたあの瞬間が、親子関係の原点なのですから。





価値観を一つにしぼらない





勉強ができることだけが価値あること、スポーツで強くなることだけが価値あることなど、価値観が一つしかないと、それが達成できなかったとき、子供は自信を失くしてつぶれてしまいます。





勉強も、スポーツも、親の手伝いも、人としての優しさも、いろいろなものに価値があるのだということを親が認めましょう。





おりにふれて褒める、達成感を味わわせる





どんな子供も、何かいいところを持っているはずです。そういうところを積極的に褒めましょう。





また、何か仕事を与えて、達成感を味わわせることも必要です。できてあたりまえのことでも、誰かに認められる経験が自己評価を高めることにつながります。





他の子供と比べない





ハイハイやひとり歩きなどの運動発達から、言葉の発達や知恵づき、学校に入ってからは勉強や運動など、親はなにかにつけてわが子とほかの子供とを比較してしまいがちです。





しかし、子供にとって、ほかの子と比較して評価されることは、特に、それが劣っているかのように評価されるのは、とてもつらいことです。





思春期になってもやり直しはきく





思春期になって問題行動を起こした、親子の間にコミュニケーションが成り立っていないことに気づいた、こういうときには、もう取り返しがつかないのではないかと悲観的になってしまう親がいます。





確かに、この時期になってから親子関係を築きなおすのはたやすくありません。





しかし、体に自然治癒力があるように、心にも自分を立て直していく力が備わっています。





子供の力を信じ、前向きに考えましょう。




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