「不登校・ひきこもり」になった人を強引に外に出そうとするとかえってよくないこともある
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「不登校・ひきこもり」になった人を強引に外に出そうとするとかえってよくないこともある

2019年11月08日(金)5:57 PM







人との接触を恐れるようになり、サポーターとの接触も拒んでしまうと・・・・





往々の場合、家族が「ひきこもり」になった人に対して言う言葉は決まっています。





「いつまでゴロゴロしているの」





「働かざる者食うべからず」





「お友達の〇〇ちゃんはあんなにがんばっているのに」





「せめてアルバイトでもしたら?」





「学校へ行け」





などなど・・・・です。1日に何回、何十回もこのような言葉を投げかけられて、なおかつ進んで家族と接触したがる人は多いないでしょう。





結果、「ひきこもり」の人は、昼間一切部屋から出なくなってしまいます。





そして食事や風呂、トイレといったことは、家族が寝静まってからコッソリとすますようになります。





昼間は寝て、夜に活動するようになってきます。家族の人は「なんてダラダラした怠けた生活をしているんだ!」と、怒りを感じますが、「ひきこもり」をしている当人も、自分が正しい行動をとっているとは思っていません。





ですから、たとえ家族に対してでも、昼間に活動することに対して引け目を感じている場合が多いのです。





よく「ひきこもり」から立ち直った人が、「無理やりにでも、俺をこの部屋から連れ出して欲しかった」





「今、大地震が起きれば、この状態から抜け出ることができるのにと考えた」などと言うことがあります。





こういった言葉にウソはないのですが、周りの人がこの言葉どおりに、強引に外へ引きずり出すという行為が行われます。





実際、大半の人、特に不登校を経験した人の多くは、子ども時代ということもあり、無理やり学校や外へ連れ出された経験を持つ人が多くいます。





そういった人たちは一時的には、確かに外に出たり学校に通ったりできるようになることもあります。





しかし「ひきこもり」や「不登校」になる場合、なんらかの原因がわかっているときは、その原因をまったく無視して強引に外や学校に連れ出した結果、やがてもっとひどくなってしまったり、他の障害を発症してしまったりすることも少なくないのです。





一番多く見られるのが、強引に外へ連れ出した人や大人への人間不信です。





確かに口では「無理やり連れ出してほしい」と、言っているしウソではないのですが、まだ心の傷が癒えていないのに、無理をしてしまったため、以前以上に頑なになり、人が信用できなくなってしまうのです。





ですから、もし御家族の誰かが「不登校・ひきこもり」になってしまった場合、けっして強引に解決しようとはせず、すみやかに各相談機関と連携し、そして少しずつ社会へ復帰していけるようにするべきでしょう。





ヒトという生き物は人間関係、コミュニケーションを他人ととりながら生きていく動物です。





しかし、「ひきこもり」を続けている限り、人と接触する機会が乏しくなり、人間的成長、精神的成長、円熟した人格の形成が阻害されてしまいます。





人によって負った心の傷をい癒すには、やはり人の手によるサポートだといわれています。





「ひきこもり」の人がなかなか外に出られない理由の一つに、人の手で傷ついてしまったため、人との接触を恐れるようになり、サポーターとの接触さえも拒んでしまうところにあると言われています。





楽に生きるコツは、いろいろな生き方を認めることです。





自分の価値観でしか判断できないと、その価値観から少しでも外れてしまうと、不安になったり、許せなくなります。





10人の人がいれば、間違いなく10人それぞれの人生があります。100人いれば、間違いなく100人それぞれの人生が存在します。





どれ一つをとっても、同じものはあり得ません。しかし、生きることに窮屈さを感じる人は、自分が選んだ生き方以外を認めようとしません。





簡単な例をいうならば、自分はAという大学に入学すると決めたとします。





しかし残念なことに何回受験しても受験に失敗してしまいます。その人はA大学以外に入学することや、あるいは大学進学をあきらめて他の道を選択するという方法を選ぶことがなかなかできません。





その結果、7年も8年も浪人を繰り返してしまっている人がいます。





何かを目標にすることは、たいへんすばらしいことですが、物事には向き・不向きがあり、求めてもかなわない夢もあります。





また、その人が希望の大学に入学したとしても、その大学に入学しただけで人生の夢や目標がすべてかなったということではないはずです。





いま大学入学を例にお話をしましたが、これは大学入学だけのことではありません。





毎日の日常、わたしたちはいつも多くの人たちと接して暮らしています。周りの人たちが、すべて自分と同じ価値観であるとは限らないのです。





中には、多くの人は、自分や親や教師の決めた価値観に縛られてしまい、他の価値観を否定しようとする人がいます。





人種や民族が違うからと相手を否定する人、職業や社会的な地位のみに価値観を求める人などです。





自分の価値観でしか物事を判断できないため、自分の生き方がその価値観から少しでも外れてしまうと不安になったり、許せなくなったりします。





もう少し視野を広げて、「こんな生き方もあるんだ」と、多様な生き方を選択できるようになれば、例えその生き方を選ばなくても心にゆとりのある生活ができるようになるのではないかと思います。



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