教育熱心な親ほど、子供の奴隷になってしまう
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教育熱心な親ほど、子供の奴隷になってしまう

2019年11月08日(金)5:55 PM





わが子が「不登校」や「引きこもり」になった親御さんは、「子どもがこうなったのは、わたしにも責任があるのではないか」と悩みます。





あるお母さんは、幼児期や小学校低学年のときは何でも親の言うことを良く聞くいい子だったのに、小学校高学年や中学校に入ってから、急に言うことを聞かなくなり、どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。





そして、医師やカウンセラーに相談に行ったところ、「親の愛情不足」を指摘され、遅まきながら子どもにつきっきりになったり愛情の代償行為として、過剰なお小遣いを与えたりしたり、子どもの言いなりになったりします。





専業主婦の場合、子育てが自分の人生のすべて、子どもこそが自分の人生の芸術作品とばかりに、生活のすべてを子育てに没頭してしまうことがあります。





子どもに買い与えるおもちゃは、知育のためのおもちゃで、見せるテレビは教育番組です。





とにかくいろいろな習い事をさせて、スポーツ教室も忘れてはいけません。着ている服だって、隣の子どもがブランド品なら、こちらも負けてはいられません。





家族で遊園地に行ったりして団らんも楽しまなければなりません・・・・・・。





すべては子どものために、





すべては子どものために・・・・・。





でもそれは本当に子どものためなのでしょうか?





子どもの奴隷のように生きているように見えて、その実、子どもをあなたの奴隷にしていませんか?





子どもをあなたの道具にしたり、人形にしたりしていませんか?





子育てに悩まない親はいません。誰だっていろいろ悩んでいると思います。





外側から見れば問題のないようなご家族でも、必ずいろいろな事件等が起き、ささいなことに一喜一憂しているものです。





ともすれば教育熱心な親御さんほど、子どもの奴隷になってしまいがちです。





確かに子育てに親御さんの責任もあるでしょう。しかし、それだけということもありえないのです。





子どもを思うあまり、子どもの奴隷になってしまっては、かえって子どもさんにとってもよくありません。





子どもも一人の人間、あなたも一人の人間なのですから。





不登校・引きこもりは善でも悪でもありません。





現在、「不登校」と言われている少年少女たちは約14万人います。「引きこもり」と言われる人たちは60万人から100万人いると言われています。





最近は少しずつ認知をされるようになってきたようですが、まだまだ地域社会の誤解は大きく、子どもや家族の一員が不登校や引きこもりになると、家族が必要以上にあわててしまったり、パニックを起こしたりしてしまいがちです。





それまで「不登校」や「引きこもり」に理解があった人でも、いざわが子がそうなってしまうと、冷静ではいられなくなってしまう人も少なくありません。





その理由の一つが、1997年に神戸で起きた連続少年殺傷事件、2000年に起きた新潟少女監禁事件、同年佐賀県で起きた西鉄バスジャック事件といった凶悪事件の犯人が、いずれも「不登校」もしくは「引きこもり」であったということから、「不登校」「引きこもり」のイメージはたいへんよくないものとなっており、またそれ以前から、「不登校」「引きこもり」は怠けている、甘えている、社会不適合者といった悪しきイメージがあることも原因でしょう。





しかし実際には、「引きこもり」の人も「不登校」の児童・生徒も、怠けているわけではありません。





むしろ、学校や社会参加をしたいのにできないことで挫折し、コンプレックスに悩み、社会や親に強い罪悪感を持っています。





しかしながら「不登校」や「引きこもり」は犯罪ではなく、犯罪者予備軍でもありません。





「不登校」や「引きこもり」という行動自体は、病気ですらありません。





もちろん中には病気の人もいますが、それは会社や学校へ行っている人の中にも、同じような病気の人がいますので、イコール病気であるということはできません。





逆に「不登校」や「引きこもり」を支援している人の中には、「不登校」や「引きこもり」の人こそ正常だ、「不登校」、「引きこもり」のほうがすばらしいと過剰に言う人もいますが、それもどうかと思います。





「不登校」も「引きこもり」も善でも悪でもないのですから・・・・。





子どもが風邪をひいて苦しんでいるとき、親がやるべきことは、いっしょに風邪をひいて苦しむことではありません。





現在ではよく聞くようになった「不登校「と「引きこもり」という言葉ですが、世間一般ではまだまだ理解が足りないようです。





たしかにそれは仕方がないことなのかもしれません。





わたしたちの周囲には、交通事故や火事といった事故や事件が毎日当たり前のように起こっていますが、いざ自分やよく知っている人が被害者にならないと、なんとなくピンとこないものです。





また人は「他人の痛みは100年でも耐えられるが、自分の痛みは小指を少し切っただけでもとても痛く感じる」ものです。





ましてそれが、自分も経験したことのない「心の痛み」では、たとえ我が子といえどもよくわからないのも無理のないことなのです。





「なぜ、この子が学校へ行けないのかわからない」





「なぜ、この子が外へ出られないのかわからない」





親御さんはこういうことで、悩み苦しむのではないでしょうか?





中には摂食障害のように拒食・過食に苦しんでいるお子さんを前にして、





「なぜ、吐くまで食べるのだろう」





「なぜ、ガイコツみたいに痩せているのに食べないんだろう」





とまったく理解できずにイライラしてしまう親御さんもいます。そして思わず我が子に叫んでしまいます。





「あなたが何を考えているのかまったくわからない!」





でも、わからなくて当たり前なのです。親子とはいえ、同一の人物ではないんですから、すべてわかりあえるなんて不可能です。





ある程度、気持ちを共有したり共感したりできればそれでいいのです。





なんとか子どもさんの痛みや苦しみを理解したいと思い、親御さん自身が悩み苦しんでしまうことがあります。





そういうときは、どこか共有・共感できる気持ちを察してほしいと思います。





子どもさんが風邪をひいて苦しんでいるとき、親御さんがやるべきことは、いっしょに風邪をひいて同じように苦しむことではないのと同じです。



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