不登校や少年犯罪は社会的弱者の悲鳴です。だからすべての人に関係があります
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不登校や少年犯罪は社会的弱者の悲鳴です。だからすべての人に関係があります

2019年11月05日(火)10:34 PM





人が風邪をひいたときなどは、弱いところから症状が出てくるといいます。ノドが弱い人はノドが痛くなり、胃腸の弱い人はお腹が痛くなります。





社会も似たようなところがあり、社会が病気になったときには、社会的にところへシワ寄せがきてしまいます。景気が悪くなれば、福祉関係や低所得者に、治安が悪くなれば女性や高齢者にというようにです。





本来ならば、強者が弱者のフォローをするのが理想なのですが、社会が病気になってしまうとその余裕がなくなってしまいます。子どもたちも、社会が病気になったときにシワ寄せがくる社会的弱者と言うことができます。





いまでは小学生が数万円もするブランド物の服を着ていることも珍しくなくなってきました。それを見た大人の中には、「最近の子どもは贅沢すぎる!」と子どもに対して怒りをあらわにする人もいます。しかし、小学生が何もせずにブランド物の服を手に入れることは普通はできません。ブランド物の服を買い与えるのは、いうまでもなく大人なのです。





中学生やときには小学生の援助交際が問題になり、子どもたちのモラルのなさを怒る大人がいますが、少女を買春するのは同じ年齢の少年ではありません。





大人なのです。まず、責められるのは大人であり、大人が構築している社会でしょう。子どものいない人に「不登校」の話をすると「関係ない」という人がほとんどです。しかし、子どもを育てているのは大人であり、一人ひとりが社会を構築していると考えれば「ただ関係ない」と言うことはできないはずです。





わたしがつくった質の悪い笑い話(ブラックジョーク)があります。あるところに親子がいました。子どもは不登校で、やがてひきこもりになってしまいます。




お父さんとお母さんは、子どもに「働かざるもの食うべからず」と、まったく子どもに理解を示しませんでした。やがて子どもは大きくなり、どうにか外に出て働けるようになりました。





一方のお父さんとお母さんは働けなくなりました。そのころになると少子高齢化のため、本当ならもらえるはずの年金もまったくもらえなくなっていました。





お父さんとお母さんは言いました。「もっと食べ物をくれないか」子どもはいいました。「昔、僕に言ったじゃないか。『働かざるもの食うべからず』とね」





「それとこれとは話が違う。わたしたちは働けないのだ」「僕が不登校やひきこもりのときもそうでした。『学校に行かない』のではなくて、『学校に行けない』、家でさぼりたくて家にひきこもっていたんじゃなくて、『外へ出て働きたい』のに『外へ出られない』『働けない』状態だったんです。





何回もお父さんとお母さんに言ったじゃないか。でもまったく理解してくれませんでしたね」「ほんとうにすまなかった。あやまるから今すぐ食べ物をくれ」「僕には年寄りがなぜ働けないのか理解できませんよ。だから『働かざるもの食うべからず』です。こんなところで駄々をこねている暇があったらハローワークでも行ってみてはいかがですか?」





このおもしろくないお話が現実とならないように、わたしたちすべての人が、少しずつでもいいですから、社会的弱者の悲鳴を聞いてサポートをし合えるようになりたいものです。ひきこもっている人も、むろん心の奥底では人との交流を望んでいます。





もし、あなたが怪我をしていたら、塩をすりこんでも平気ですか?ひきこもっている人は、他人から心に傷をつけられていたり、つらい思いをさせられたりした経験がある人が多くいます。





自分ひとりの部屋にひきこもっているうちは、少なくとも他人から傷つけられる心配はありません。しかしそのような一見、人とのかかわりをいっさい断っているように見える人でも、心の奥底では人との交流を望んでいます。





でも、実際に人との交流には恐怖心やトラウマがあって、どうしても人とのかかわりを避けてしまいます。それは心の傷がまだ癒えていないからです。そういった心の傷を癒えていない人に対して、傷のない人は安易に、「弱い」「甘えている」「根性が足りない」と言います。さて、ここで想像をしてほしいのですが、あなたは道で転んでしまって、ヒザを大きく擦りむいてしまいました。





そこへ友人がやってきて、「大丈夫、大したことはない」と言って擦りむいて傷ついた場所をさわってきます。傷は大したことはないといっても、触られたあなたはたまったものではありません。





思わず悲鳴をあげてしまうほど痛いのですから。すると友人は、「この程度の傷で悲鳴をあげるなんて弱すぎるよ。甘えているんじゃないの?根性ないなあ、ほら俺なんてヒザを触って悲鳴をあげるどころか、ちょっとくらいなら叩いても平気だよ。





塩だってすりこんでも平気だよ。俺に比べてだらしないなあ、君は」と笑っています。怪我をしていないのですから友人が痛くないのは当たり前です。さて、あなたはこの友人のことをどう思われますか?心の傷も同じことなのです。



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