ひきこもり・ニートとうつ病
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ひきこもり・ニートとうつ病

2019年10月28日(月)7:21 PM








ひきこもりやニートの人たちの中には、うつ病が原因でひきこもりになったり、逆にひきこもりやニートになったことで、うつ病になってしまった人もいます。ひきこもりやニートと関連の深いうつ病について書いてみたいと思います。





無理しないでまずは十分な心の休息が必要です





うつ病の人は、「休むことは悪いことだ」「休んでいる自分はダメな人間だ」と考えてしまいがちです。しかし、例えば、糖尿病の患者さんが、「甘いものが好きだから」といって、甘いものを食べ続けながら糖尿病の薬を服用しても効果は期待できません。





同じように、うつ病も過度のストレスがかかった状態のままでは、治療の十分な効果は期待できません。これまで一人で抱えてきた負担をいったん軽くして、十分な心の休息をとることが大切です。





薬は脳の機能不全を改善させる





うつ病は「気の持ちよう」ではなく、脳の機能不全が関係しています。ストレスになるような出来事が重なり、周りのサポートも十分に得られない状況が続くと、ストレスを脳が処理しきれずにパンクしてしまい、脳の機能不全が起こります。





その結果、脳が決めている「ものの見方」が極端に悪い方向に向かい、自分の今の状況をより悪く感じたり、周囲のサポートは頼りにならないと考えたりして、悪循環が形成されてしまいます。薬と休息には、この悪循環の中心となっている脳の機能不全を改善させる働きがあります。





抗うつ薬の効果はゆっくりと





抗うつ薬は、飲み始めてすぐには効果が現れず、しばらく服用を続けていると徐々に症状が改善されていくという特徴があります。一方、飲み始めは効果よりも副作用を感じることが多い期間ですが、多くの場合、飲み続けると、やがて副作用は治まってきます。飲み始めは、体を薬に慣らす期間ともいえます。薬に関する心配事があるときには、まずは担当の医師にどうするのがよいか相談するようにしましょう。





重大な決断は避ける





うつ病のときは、ちょっとした失敗でも、「とんでもないことをしてしまった」「自分はダメな人間だ」と考えがちです。さらに、「こんな自分がこの職場にいても、迷惑をかけるだけだ」などと考え、退職などに突き進んでしまうことがあります。





この「退職」という決断は、うつ病によってものの見方が否定的になっているために生じているものであり、当事者本来の考え方ではありません。「仕事や進路をどうするか?」などの重大な決断は、うつ病から回復し、本来のものの見方、考え方ができるようになってから行うようにしましょう。





また、せっかく治療を始めても、否定手なものの見方に基づいて退職や離婚をしてしまった結果、とりまく環境が悪化して、新たなストレスが引き起こされたり、周りからのサポートが得られにくい状況を招いてしまったりすることもあります。





治療の経過に振り回されない





うつ病は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、徐々に回復していく病気です。調子が良くなると、仕事や家事を始めたくなりがちですが、ここでがんばりすぎると次に悪くなる波が来たときの落ち込みがひどくなります。





調子が良いと感じたときは抑え気味にして、少しずつもとの生活に戻すようにしましょう。また逆に、調子が悪くなったときに焦ってじたばたすると、調子がますます悪くなります。調子の悪さは徐々に抜けていきますので、通り過ぎるのをじっと待つことが必要です。





自分を傷つける行為はしない





うつ病の急性期には、すべてに自信をなくして「消えてしまいたい」と思うこともあります。しかし、このような気持ちは、うつ病の症状であり、治療によって消えていくものです。





また、「楽しめない」「興味が持てない」というのも症状の1つで、うつ病が改善されれば、また生活を楽しむこともできるようになります。今は、出口のないトンネルの中にいるような感じでも、その先には光がある事を信じて、治療を続けてください。耐えられないようなつらさが押し寄せてきたら、抱え込まず、家族や医師に話してください。





うつ病の回復期とは?





うつ病の回復期とは、急性期の治療によってもっともつらい症状が和らぎ、症状が安定してくる時期です。心と脳の休息が重要であった急性期から、社会復帰に向けたリハビリに移り、睡眠のリズムを整え、図書館に通ったり、「やってみたい」と思えることを徐々にやってみて、少しずつ昼間に活動する時間を増やしていきます。





一方、うつ病の人の多くは、眠れない、やる気がでない、不安で落ち着かない、などの一番つらく感じていた症状が軽くなってくると、「早く復帰しなくては」という気持ちが先にたって、つい無理をしてしまいがちです。





しかし、調子の波に振り回されずに一歩一歩、自分なりの生活を取り戻していく回復期の治療は、うつ病治療のゴールに向かうための重要な期間です。





「今の状態はどの程度の段階にあるのか」ということを確認したうえで、「次は何をやるのか」という目標を定め、一人で問題を抱え込まずに医師と相談しながら、焦らずゆっくりと進んでいきましょう。




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