ひきこもりや不登校の原因
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ひきこもりや不登校の原因

2019年10月18日(金)5:11 PM






青年期の問題の中で、よく話題になるものが「ひきこもり」です。家に閉じこもってほとんど外に出ず、自分のほうからは積極的に人付き合いをしないというものです。当然、学校にも行かないし、仕事もしていません。最初は、学校に行くのを渋る、いわゆる不登校から始まって、それからずるずるとひきこもるようになるというパターンが多いようです。





極端な場合には、自室に閉じこもって、家族とすら顔を合わせようとしないことも多々あります。全国でひきこもりが100万人前後いるのではないかという人もいます。不登校は思春期にもっとも多く起こります。したがって、ひきこもりもこの時期から発生すると考えたほうがよいと思います。





ひきこもっているのは若者ばかりではなく、若いころ、学校に行かなくなって家に閉じこもり、その後ずっと働くでもなくひきこもって30歳を過ぎてしまったという人も中にはいます。重篤なひきこもりには、統合失調症やうつ病など精神疾患が原因の場合もあるようです。





統合失調症の場合は、無精で服装などを構わなくなったり、ひとりごとを言ったり、一般の人には理解できないような感情を示したりといったことがあります。うつ病の場合には、何もする気もなくごろごろ寝ていたり、悲観的な気分が強く、自分を責めるといった言動が見られます。





こうした特徴があるようだと、親としては医師に相談したほうがよいと思われます。そうした特別な精神疾患がないのに閉じこもっているという場合には、子ども自身の側に、社会に出て行く上で心の負担になっていることがあります。どんなことが負担になっているのかというと、それは中学生の場合、不登校として現れてくるので、その理由を考えてみる必要があります。





子どものストレス





不登校を始めるときには、大なり小なり、学校に子どもにとってストレスとなる状況があります。一番多いのは人間関係でしょう。思春期の年代では、人間関係の中で、友人、クラスメイト、部活の先輩後輩など、子ども同士の付き合いが大きな比重を占めるようになります。





思春期における人間関係については、子どもたちが経験するストレスの多くも、子ども同士の付き合いの中で生じます。それは、「からかわれた」、「悪口を言われた」、「仲間はずれにされた」といったものです。





深刻さの程度はさまざまで、友だち同士でふざけていただけのこともあるし、いじめのように悪質なものもあります。たとえ単なる悪ふざけでも、子どもによってはひどく傷つくこともあります。





教師との関係も不登校の原因になることがあります。原因は何であれ、子どもが「自分は先生に嫌われているのではないか」とか「先生は、自分にだけ辛くあたる」と思うことがあります。





最近の子どもたちは傷つきやすいので、教師の側が気づかないようなことを気に病んでいる子どももいます。思春期は人の好き嫌いも強くなるので、特別な理由がないのに、教師とうまくいかないと感じる子どももいるようです。





親としては、学校側と率直に話し合って、解決策を探る必要があります。いずれにせよ、学校での人間関係でいやな思いをすると、これを避けるために学校に行きたくないという気持ちになり、それが強いと不登校になってしまいます。





大人にとっても、親族、近隣、職場など、人間関係は主なストレス源なのですから、思春期の子どもたちにとっては、ささいな出来事が大きなストレスとなることがあります。





「できる子」の挫折





人間関係以外では、勉強や部活もストレスになることがあります。しかし、成績の悪い子や部活で活躍できない子が必ずしも、不登校になるわけではありません。自分が期待したようには成績が上がらないとか、自分でできると思ったほどには部活がうまくできないというケースのほうがあぶないことが多いようです。





専門家は「思春期挫折」と呼んだりしていますが、以前は成績やスポーツがよくできて、みんなにほめられたりうらやましがられ、自分自身でも「できる」という自負心を持っている子が、以前のように好成績を維持できなくなったときがひとつの危機です。中学校よりも、高校に進学してから発生する不登校や退学にこうしたケースが多いようです。





高校に進学し、他にも勉強やスポーツのよくできる子どもたちがたくさんいることに気づき、中学校までのような地位を維持できないと感じて、挫折感をもつものです。





何でもそうですが、客観的な成績とは別に、当人が自分に期待する水準というのがあります。これを達成できるかどうかで、当人のプライドや自尊心が影響を受けます。こうした心理は誰もが持っているものですが、プライドや自尊心がもろい子どもがいます。





以前のような尊敬や賞賛が得られないとなると自尊心が傷つきますが、その恐怖が強いとがんばろうという前向きの意欲ではなく、自尊心が傷つけられる場面を避けようと、後ろ向きの気持ちが生まれてしまいます。





このために部活をやめたり、学校に行くことをやめてしまうということがあります。自尊心と関連すると思われますが、ひきこもりは比較的裕福な家庭に多いという調査資料があります。





親が高学歴だとか社会的地位が高いと、親も、そして子ども本人もその将来についてある程度高い水準の期待を持つようになります。そうした子どもの場合には、成績やその他の面で「ごく普通」であるとか、「平凡」であることに我慢できないといったことがあります。





それでは自分の自尊心が満たされないのです。自分はもっと活躍し、注目され、特別扱いを受けてしかるべきだとどこかで思っていると、そうした非現実的な期待に合致しない現状を受け入れられなくなります。



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