不登校・ひきこもりと対人恐怖
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不登校・ひきこもりと対人恐怖

2019年10月14日(月)12:04 PM






不登校・ひきこもりと対人恐怖~人目が異常に気になる子どもたち~





不登校やひきこもりをする子ども達は、教室など人中にいると緊張し、ひどく疲れると言います。彼らは自意識が強く、いつも人目を気にしているので、人と一緒にいると疲れてしまうのです。





この心理が強くなると、人目が怖くなります。思春期には、このように人目を異常に気にし、人に見られることに対して強い緊張や不安をもつ子どもがいます。これは対人恐怖と呼ばれるもので、不登校の子どもにはしばしば見られます。





誰でも、一度学校を休むと敷居が高くなって行きづらくなります。それは、やはり人目がどうしても気になるからです。休んでいた人が出てくると、最初のうちはどうしても周囲の注意を引きます。





それは仕方のないことです。我慢してしばらく通っていると、周りの人も関心を失って、特に注目されることはなくなるのですが、人目を気にする子どもは、その最初の注目に耐えられず、不登校に陥っていきます。





また、学校を休んで昼間から家にいると近所の人が変に思うのではないかと思うから、外に出られなくなってしまいます。こうしてひきこもりの状態に入っていきます。





対人恐怖が強いと、クラスメイトや近所の人だけでなく、見ず知らずの人に対しても、人目が気になるという症状が起こります。通りすがりの人、たまたま電車に乗り合わせた人たちがみな自分を見ているように感じます。





そして、「自分の顔が変なのではないか」、「自分の目つきが変なのではないか」、「体が臭っているせいではないか」など、人が自分に非好意的なまなざしを向けていると、非現実的な恐怖にとらわれてしまいます。これは病的な症状なので、専門家に相談する必要があります。





ひきこもりの家庭内暴力について





ひきこもりの事例の約半数には家庭内暴力があるといわれています。ひきこもっている子どもが親に対して暴力をふるうというものです。





親に対して「〇〇を買ってこい!」「車で〇〇に連れて行け!」「〇〇を食わせろ!」といったふうに無理難題を要求し、それが叶えられないと暴れるというものです。時には、「自分がこんなふうになったのは、おまえのせいだ!」と親を責めたりします。





その様子は、小さい子どもがだだをこねたり、かんしゃくを起こしたりするのとそっくりです。でも、幼児と違って体格は親よりも大きいので、暴れると危険です。だから、親も子どものいいなりにならざるをえないのです。





同級生たちが友達づきあいやスポーツで青春を謳歌しているとき、また、彼らが進学し、それぞれの道を着実に歩んでいる様子を見て、引きこもっている人は自分だけがとり残されてしまったという焦燥感とか惨めな思いにさいなまれます。





その苛立ちを身近にいる親に容赦なくぶつけます。また、暴力によって、せめて家族を思い通りに支配することによって、満たされない自尊心を癒そうとします。





こうした様子からもわかるように、重篤なひきこもりに陥っている青年は、精神面では幼児の状態にあります。もともとプライドだけは高いが精神面で未熟だったのかもしれませんし、ひきこもって社会から隔離されているうちに、幼児的状態に退行してしまったのかもしれません。





ひきこもりが長引くと、人づき合いのスキル、セルフコントロール、欲求不満耐性など、社会性の発達が不十分になるので、精神が未熟なままにとり残される恐れがあります。その意味で、原因はさまざまであっても、とにかく不登校やひきこもりが長期化するのは避けたいものです。





子育てについて





親は10年、20年にも及ぶ長い時間と労力、それに多額の経済的費用を注いで子どもを育てます。多くの場合、その苦労は報われますが、時には子どもが問題を起こし、悩みの種になることもあります。





その意味で、子育てはハイリスク、ハイリターンの投資のようなものかもしれません。ただし、子育てを終えた人たちで、「子どもがいなかったらよかったのに」と思う人はほとんどいません。





子育てほど多くの喜びや楽しみを与えてくれるのは、ほかにないと言ってもいいでしょう。年老いた親は例外なく子育ての時代を懐かしみます。その思い出は彼らの貴重な財産です。





子育てを振り返ると、何度か分岐点となるような時期があります。その一つは間違いなく思春期でしょう。それは、家族という保護的な領域から抜け出て、子どもが社会という可能性に満ちた新しい世界に船出する時期にあたります。





巣立ちの時期ともいえますが、巣立った若鳥が順調に大空を羽ばたくようになるのか、それとも巣からただ転げ落ちてしまうだけなのか、思春期は親にとっても子どもにとっても不安の時期です。





そうした不安の原因は、子どもの心身の発達にともなって生じる行動や人づき合いの変化です。その多くは思春期において誰もが経験する正常な出来事ですが、中には深刻な問題に発展する可能性のあるものがあります。それを見きわめることが大切です。



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