「働くことだけが人生ではない」という息子に苦悩する親
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「働くことだけが人生ではない」という息子に苦悩する親

2019年10月13日(日)10:49 AM







相談事例   働くことだけが人生ではないと言われます





長男(32歳)は、高校中退後ずっと引きこもりの状態でいます。中学まではとても元気で成績もよく、クラスでもリーダーシップをとっていました。もう古いことで何とも言えないのですが、長男がポツポツ言ってきたことをまとめると、部活の先生に対する不満があったようです。





一時期はそのことを相当悔しがっていて、イライラしたりもしていました。特に20歳前後は自室で荒れていたこともありますが、現在は精神的には落ち着いた日々を送っています。





家族ともそこそこ会話もしています。定職にはついていませんが、車の運転もできるので時々親戚の商売を手伝い、そのアルバイト料で日常の小遣いはまかなっているようです。アルバイト以外はパソコンをしたり、ビデオを見たり、ドライブに行ったりしているようですが、友人は一人もいません。





親戚の商売は一人仕事で、人と触れ合うこともないので、親としては少しずつ社会に溶け込んで定職につき、自立してほしいと思っています。





ただし、将来や仕事に関する話題になると表情が変わってしまうので、その話題はタブーになっています。本人の妹(29歳)はすでに結婚していますが、その連れ合いは長男と同じ32歳で、会社に勤め、一児の父親でもあります。最近は妻もあきらめているようで、「別に悪いこともしないし、先を考えるとおかしくなるから考えないようにしている」と言います。





わたしの飲み友達には「人は人」と言われたりします。人と比べてはいけないと思いますが、本人の将来を思うとわたし自身動悸がして苦しくなります。





回答





息子さんの将来を思うと動悸がしてしまうというお父さんの気持ちがとても強く伝わってくるような気がしています。息子さんは、日常的にはアルバイトをしたり、ドライブをしたりとそれなりに過ごしているようです。





でもお父さんとしては、息子さんの将来、つまり人生を考えるとこれでは十分とは思えないのでしょう。いやむしろ、わが子の人生を思えば思うほどこれでは納得がいかないのでしょう。





そういう思いが強くなってしまうお父さんご自身と、周りのみなさんの考え方の違いに、たぶん相当な葛藤状態が起きることもあるのではないかと考えます。特に同年齢の娘婿の方の日常と比べると、その差を強く感じ、情けなさや不安感を覚えることもあるのではないでしょうか。





もしかして、お父さん自身が眠れなかったり、食欲がなかったり、不安な気持ちが強かったりということがあるとすれば、まず、お父さんがカウンセリングを受けることをお勧めします。また、そのような症状がない場合でもカウンセリングは有効だと思います。





カウンセリングを受けることで、ご自身のさまざまな心の整理ができたり、親として息子さんに対しどのように接したらいいのか、あるいは息子さんの気持ちの聞き方などにもふれていけるようになると思います。



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