いじめと不登校・ひきこもり
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いじめと不登校・ひきこもり

2019年10月12日(土)11:19 AM







児童生徒が学校に行きたくなくなる、不登校になる原因のひとつに、「いじめ」の問題があります。「いじめ」は年々、陰湿化しているともいわれています。では、「いじめ」はどのように行われているかというと、





〇数人がかりで殴る蹴るといった暴力や、誰がやったかがばれないように椅子に画鋲を置いておいたりするような、肉体的危険が伴ういたずら。





〇教材や、靴などの私物を隠したり、盗んで捨てるなどの行為。





〇金品を巻き上げる行為





などがあります。驚くべきことですが、これらの行為は、傷害や窃盗、恐喝といった犯罪行為であるにもかかわらず、教師も加害者も加害者の保護者も、「たいしたことではない」と、発覚した場合でさえ、加害者をかばい、簡単な注意で終わらせようとする傾向があります。





他に心理的な「いじめ」があります。





〇被害者の肉体的欠点を言い、笑いものにする。





〇被害者を無視する。





といった言葉の暴力、精神的暴力があげられます。また、





〇悪口を言いふらす。





〇おかしなうわさを流す。





といったものもあります。このようなことも、大人社会では、名誉毀損ということになりますが、学校内では児童生徒の人権はあまり尊重されないようで、「いじめ被害者」が自殺に追い込まれない限り、学校サイドも大きな問題としてとらえない傾向にあるように思えてなりません。





実際、わたしはある現役の教師と話をしていて、ある教師がこのように言うのを聞いたことがあります。「暴力はいけないと指示しています。人間なんだから、手を出さずに口でやれってね。口だけなら何を言ってもいいんですから」





これは「ケンカはよくない。話し合いで解決すべきだ」ということを言いたかったのでしょうが、何かノドに小骨が刺さっているような違和感を覚えてしまいました。





「いじめ」についていいますと、先にあげた肉体的暴力と物を隠すという嫌がらせ、言葉の暴力、笑いものにする、無視するといった内容のものは、どれかひとつだけで行われるのではなく、複数がいっしょに行われるのが普通です。





よくいわれる「いじめ」の陰湿化とは、殴る蹴るといった直接的な暴力は、先生にばれたりして怒られる可能性があるため、いじめる側がばれないように隠れて暴力をふるったり、人目につかないイタズラや嫌がらせを行うことが増えてきたということです。さらに言えば、被害者をまったく無視するという行為もそれにあたります。





人間は「ヒトのアイダ」と書くように、人間同士の関係が非常に大切な生き物ですが、周囲の人たちから無視される、まったく相手にされないというのはたいへん大きな精神的ダメージになってしまいます。しかし、一部の教師や保護者は、「直接的な暴力よりマシ」という思いがあるように感じてなりません。





教育者や、いじめ被害を受けている児童生徒を支援する人たちの多くは、「いじめは、いじめる側が100パーセント悪い、いじめられる側は一切悪くない」と言いきります。





しかし、そういった人たちの「いじめ」に対する対策を見ていると、いじめている側が100パーセント悪いと言っているにもかかわらず、いじめている側に、注意や指導をするよりも、悪くないはずの「いじめられている側」に指導やアドバイスをする場合が圧倒的に多いように思えてなりません。





いじめ被害者は、圧倒的に少数であり、加害者は圧倒的に多数であるという現実であるせいかも知れませんが、本当ならいじめ加害者を、注意して指導するのが本質であると思うのはわたしだけなのでしょうか?





「いじめ」の原因は、実に多種多様で特定できるものではありません。わたしは、人間が人間である限り、「いじめ」がなくなることはないのではないかと考えています。

 

 

 

 

「いじめ」をなくすということは、被害者をなくすだけではダメ





しかし、「いじめ」はけっして必要悪ではなく、それを見過ごしていいというものではありません。まして「いじめ」が原因での、自殺や殺人などあってはならないことであり、原因である「いじめ」を防止するべく親や教師は努力を惜しんではならないと感じています。





もしこれを読んでいる人で、いまいじめに苦しんでいるお子さんがいるのなら、まず学校の先生か、親に相談してください。先生も親も信用できないのであれば、だれか身近な大人の人や、電話やインターネットで相談にのってくれる機関がありますから、面倒でも恥ずかしくても勇気を出して相談してみてください。





最初はうまく言えなかったり、「他に相談して・・・・」と言われてしまうかもしれません。それでもあきらめないで何回でも相談をしてほしいのです。「いじめ」が原因で、死を選んだりするくらいなら、学校へ行かないほうがはるかにいいことです。





あなたが親なら、まず担任の先生へ、担任がダメなら校長へ、校長がダメなら教育委員会へと相談していけばいいでしょう。最後になりますが親のみなさんは、自分のお子さんが、「いじめ」被害にあわないように非常に気にしていますが、加害者になることは大して気にとめていないように感じます。





「いじめ」をなくすということは、被害者をなくすだけではなく、加害者もなくすことが重要であるはずです。「いじめは恥ずかしいことである」というモラルを親も子も、教師も地域の人たちももう一度思い出さなければならない時代になっているようです。周囲の大人が、子どもとうまくコミュニケーションをとれるように指導する必要があります。





前述しましたが、「教育者やいじめ被害を受けている児童生徒を支援する人たちの多くはいじめは、いじめる側が100パーセント悪い、いじめられる側は一切悪くないと言い切ります」という意見があることを書きました。





この意見は、教育者や「いじめ」被害者を支援している方々にとって、常識であり、「いじめを受けている子が悪いこともある」と教育者や「いじめ」支援者の集会にいって発言しようものなら、「そのような考え方があるから、「いじめ」はなくならないのだ!」と烈火のごとく叱られ、まるでカルト教団の集会に異教徒が紛れ込んだように「間違った考え」を正されてしまいます。





ところが、そういった方々一人ひとりとじっくり話してみますと、微妙に意見が変わってきます。例えばそれが学校の先生ですと、「表立っては言えないけれど、「いじめ」を受けている子が、原因を作っている場合も確かにあるようです・・・・」





いじめられている子どもたちに関しては、いじめられていることにたいへんな恐怖とコンプレックスやトラウマを持っている場合が多いので、あえてそのようなことを聞きませんが、昔いじめにあっていた人が、自らの体験を話してくれたときに「自分にも原因があった」と言う人もいます。





(「いじめ」にあった人は、必要以上に自分を卑下している場合がありますので、その言葉どおり受けとめるべきではない場合が多くあります)あるいは「最初にいじめを受けたときに、他人が怖くなりそれから周りに子と打ち解けなくなって、それで余計にいじめられた」という人もいました。





また、これはひとつの事実として、「いじめ」被害者の子や元「いじめ」経験者の中には、人とのコミュニケーションが下手で、知らず知らず人の神経を逆なでするような発言や行動をとってしまう子、見栄っ張りで、いつもウソばかりついている子もいます。





そういう子や人は、どうしても仲間はずれになってしまいがちです。いくら先生に「仲良くしなさい」と言われてもやっぱり嫌がられてしまいます。こういった場合、周囲の大人が子どもにうまくコミュニケーションをとれるように指導する必要があります。



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