相談事例~何もしない子どもへの対応~
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相談事例~何もしない子どもへの対応~

2019年10月11日(金)4:44 PM







相談事例





学校には行かない、仕事をする気もない。そんな息子を見ているとイライラしてきます。好きなことをしたらいいのにと思うのですが、何もしません。親としてどうアドバイスしたらいいのでしょうか。


回答


「好きなことをしたらいい」と言われて、すぐに好きなことが浮かぶでしょうか?言葉では好きなことをしていいと伝えても、本人には「好きなことをするためには許可が必要」という意味にもとらえやすいようです。





さらに、「好きなことをして、生活できるわけがない」、「好きなことをしてやっていくなんて生意気だ」という世間的メッセージを聞くこともあるでしょう。相反する二重のメッセージが浮かぶと、子どもはどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。





にっちもさっちも身動きができなくなるものです。好きなことをしていても、その内容を親が嫌っている場合もあります。ゲームやマンガやロック等に没頭していても、親が毛嫌いしていたら継続するのは難しいのです。親の顔色を窺いながら何かをしていても、達成感は生まれにくいものです。





いい子はどこかで、「親の言うとおりにしないといけない」という規範と、「自分はそういう生き方をしたくない」というイメージに揺れているのです。どちらも選択できないからこそ行動が起こせないとも言えます。





わたしたちは好きなことは自然にやっているのですが、好きなことに没頭すると現実逃避になると懸念する若者もいます。資質を伸ばそうとする気になるためには、見守るまなざしや肯定的な評価が必要になってきます。





相談事例





息子は一応アルバイトをするのですが、どうしてもすぐにやめてしまいます。どうして我慢できないのでしょうか。

 

回答

 

継続できないのはかなり無理をしているからだと考えられます。どのような無理がかかっているのか、本人にもよくわからないかもしれません。継続力が養われるためには、やっているそのこと自体が楽しく、そして継続していくうえで起こる迷いや不安を受けとめてくれるサポートも必要になってきます。





事例1「仕事が自分に合わない」





対人関係がうまくいかないという若者は、自分を変えようとして仕事に就きました。ある工場のラインの仕事で、同僚一人と同室の社宅住まいです。





親から自立するにはこのくらい環境を変えることが必要だと思ってがんばりました。しかし、2ヶ月で限界になり、それ以上仕事が続くことはありませんでした。





最初はかなりがんばったのに続きません。仕事に就いて、一時でも楽しかったという思い出がないのは寂しいものです。彼はゆっくり丁寧にことを仕上げるタイプなので、ラインの仕事はテンポが速くて合いませんでした。





彼には彼のリズムにあう仕事を探す支援が必要です。工場での失敗体験が大きく、その後しばらくアルバイトはできませんでした。一歩一歩無理せずに、成功体験につなげることが大切です。





事例2  「断れない若者」





週三日でアルバイトをしていた若者は、アルバイト先でのまじめな働きぶりを評価され、週四日やってほしい、週五日やってほしい、ついに週六日やってほしいと言われました。かなり無理なスケジュールでしたが、残念ながら若者は断れませんでした。





若者は週三日が希望でした。外の人からは彼が断れなくて苦しんでいることはわかってもらえていませんでした。「ヒマしているんだったら、手伝ってよ・・・・」と押し切られてしまい、断れませんでした。結局この若者はこのアルバイトを辞めてしまいました。



事例3   「荷物調べ」





ある若者はあるアルバイトの面接に行ったときに、「荷物調べ」をされました。そのアルバイト先の店長は、「このカゴの中にバックの中身を全部出すよう」に言い、彼はそれに従ったのですが、翌日からアルバイトに行くことはやめました。





おとなしい彼には理不尽なストレスが向けられてしまったと考えられます。この店長はストレスがたまっていたのかもしれません。みなさんも若いときに、若いゆえに不快な目にあったことがあると思います。



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