自分をどう評価しているか
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自分をどう評価しているか

2019年09月24日(火)12:51 PM

 

 

 

人は自分なりに自己評価しています。自分を過大評価している人もいれば、必要以上に低く評価している人もいるでしょう。この自己評価は、自分で判断しているようにみえて、実は他人から与えられた評価によって形成されている部分が大きいのです。

 

 

 

 

 

他人と自分とを比較することを対人心理学では、「社会比較過程」といいますが、人は無意識のうちに他人と自分とを比較しているものです。他人と比較して自分のほうが上であれば優越感を持ち、下であれば屈辱感や劣等感を抱きます。

 

 

 

 

 

どんな人でも「自分はこうありたい」という理想の自己像を持っているものですが、理想の自分と現実の自分とのギャップが大きければ大きいほど、自己嫌悪に陥ってしまいます。ビジネスマンにとっての昇進がいい例です。

 

 

 

 

 

出世すれば優越感を持ち、同僚に先を越されれば敗北感を味わいます。本当は能力があり、その職場では充分に生かされていないかもしれませんが、やはり役職は自分が組織のどの位置にいて、どう評価されているかを知るための目安になるだけに、昇進の遅い人はそれで自己評価を低くしてしまうことが多いのです。

 

 

 

 

 

自分で自分をどれぐらい評価のあるものだと思っているか、そうした自己概念を「自尊の感情」といいます。それを調べるために、男子学生を対象に調査を行った結果があります。

 

 

 

 

 

それによりますと、自尊の感情の高い人は、自分に価値を感じていて劣等感はあまり強くなかったのに対して、自尊の感情の低い人は、自分を「価値のない人間」だと思っており、劣等感が強い傾向がありました。

 

 

 

 

 

また、初対面の相手としばらく会話をさせたあと、自分の性格を相手がどのように評価したかを推測してもらった結果でも、自尊の感情の高い人は、相手の自分に対する評価をほぼ正確に推測できたのに対して、自尊の感情の低い人は、相手が抱いていた評価よりもかなり低く推測しました。

 

 

 

 

 

自分に自信がないために、相手の何気ない視線や言葉でも、「自分を嫌っているのではないか」「バカにしているのではないか」と否定的に解釈してしまったからだと考えられます。

 

 

 

 

 

自尊の感情の高い人は、他人の評価をそれほど気にせず、対人関係でもあまり不安を感じません。「自分は自分」という確固たる自信を持っているので、たとえ相手から好ましい評価を得られなくてもそれでいいと考えます。

 

 

 

 

 

一方、自尊の感情の低い人は、必要以上に人の目を気にする傾向が強いのです。他人の評価ばかり聞いていると、理想の自分とあまりにかけ離れているので、ますます自信をなくしてしまうのでしょうか、あるいはもともと自信がないので、物事を悪いほう、悪いほうへと考えてしまうのでしょうか。

 

 

 

 

 

いずれにしても、他人の評価ばかり気にするのは、劣等感や自信のなさの裏返しといえます。自尊の感情の低い人は、自分の長所に目を向けるようにしたり、それを認めてくれ、ほめてくれる友人を持つことで自信をつけていくことが必要でしょう。

 

 

 

 

 

逆に、人の目をまったく気にせず、自分を過大評価している人も困りものです。理想の自己像と、他人が見ている自分像がかけ離れているのに気づかず、傲慢な態度をとる人は間違いなく嫌われます。

 

 

 

 

 

このように、自信の有無は、その人の性格や考え方だけでなく、対人関係にも影響を及ぼします。理想の自分と現実の自分が違っているのは当たり前です。それを自覚したうえで、人の目を借りて自己像をチェックし、理想の自己像に少しずつ近づけていけるよう調整を図ることが必要でしょう。

 

 

 



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