ひきこもり相談事例~28歳男性のケース~
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ひきこもり相談事例~28歳男性のケース~

2019年09月05日(木)2:06 PM

実際に、関東自立就労支援センターで受けた、ひきこもり関連の相談をご紹介します。

 

 

 

 

28歳の息子さんのことで関東自立就労支援センターに来所するようになった両親のケースです。

 

 

 

 

それまで数年にわたり、両親に激しい暴力と非難が続いているということでした。

 

 

 

 

来所後しばらくして、息子さんは「おまえらと一緒だと、おれはよくなることができない。家を出る」と、300万円を要求しました。

 

 

 

 

父親は、以前とくらべてかなり心境が変わってきていましたので、その金額を渡しました。

 

 

 

 

その後、「家を出たら、専門学校に行くようになるかもしれない」と、さらに300万円を要求し、父親はそれも渡しました。

 

 

 

 

それからは暴力も減りだし、やがて暴力はすっかりなくなりました。そして、母親に甘えるようになり、母親をそばから放さなくなって、父親だけが来所するようになりました。

 

 

 

 

息子さんは、興奮状態になってどなることがあるだけで、それまで父親とまともな会話ができませんでした。

 

 

 

 

それがやがて、「けちをつけてから用件を言う」というかたちで父親と話すようになり、さらに少しずつ父親と会話らしいものができるようになってきました。

 

 

 

 

息子さんは合計600万円を受け取ったものの、結局はなかなか家を出ようとはせず、ずっと両親と一緒に暮らしていました。

 

 

 

 

ある日、息子さんは父親に、「あの金は返す」と全額を返しました。しかし、しばらくして「やっぱりもらっとくわ」と、また取り返しました。

 

 

 

 

それからまた考えが変わって、結局、半分の300万円を親に返しました。

 

 

 

 

その後、息子さんが関東自立就労支援センターに来所しました。両親との関係について聞くと、「まだよい関係とは思わない。ただ、以前はこちらが言っても何もしてくれなかったのが、言えばしてくれるということがわかった。だから暴力の必要がなくなった」と答えました。

 

 

 

 

しばらく家を出て、ひとり暮らしを始めました。家を出るときに、「行く先は知らせない」といっていましたが、その後ひとり暮らしを始めてから、実家に電話連絡があったそうです。

 

 

 

 

「親は敵」という両親への憎しみは消えてきましたが、まだ不信を残しています。

 

 

 

 

それを少しずつ埋めていく両親の協力が、まだしばらく必要だと思われるケースでした。

 



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理事長:
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メール
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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援