不登校の相談事例~視線恐怖から不登校に~
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不登校の相談事例~視線恐怖から不登校に~

2019年08月24日(土)7:03 PM

「相談事例」   視線恐怖から不登校に

 

 

 

 

 

視線恐怖がどんどんひどくなって、教室へ入ることができなくなってしまいました。そのため、現在不登校になってしまいました。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

視線恐怖があるということなので、神経症的な傾向にあるということができます。その意味ではまず、心理治療を考えておく必要性があります。

 

 

 

 

 

視線恐怖の場合、その基本に対人恐怖の傾向もあり、見られている自分を意識することによって行動が著しく阻害されるというのがその症状です。

 

 

 

 

 

さて、こうした子供は、周りの人々からの自分の評価を極端に意識していることが多くあります。

 

 

 

 

 

つまり、この状態が生まれる背景に、家庭内で親によって厳しくしつけられ、常に親の目を気にしながら生活してきたケースが多く見られます。

 

 

 

 

 

そうした生い立ちの影響は大きいと言えるでしょう。子どもは成長する過程で、自分の力を確かめるべく自分一人で多くの行動をしようとします。

 

 

 

 

 

その際に親が、失敗したところばかりをとらえて評価したり、そこに重点を置くために常に否定され、より上を期待されながら生活し、さらに自分が何かしているときには必ず厳しい目が注がれているといった経験を積み重ねます。

 

 

 

 

 

子供は、親に認められたことで自分に自信を持ち、自信を持つがゆえに自己を高めていこうと努力します。

 

 

 

 

 

しかし、いつも親の持っている高い理想に照らして否定的に見られている子どもは、親の要求にこたえることができないのではないかとなかなか自信を持てず、そのためにかえって失敗することになります。

 

 

 

 

 

これがまた親の失望をまねき、親の目はますます厳しくなり、子供はさらに厳しい注意を感じるようになります。

 

 

 

 

 

その悪循環の中で、子供はまさに他人に対する恐怖症とむすびつくことで、視線恐怖となっていきます。

 

 

 

 

 

視線恐怖があると、多くの人のいる場所に行くことは大変厳しいことになります。

 

 

 

 

 

本人が自分らしく行動できる場を提供してやり、自信をつけることができれば恐怖は軽減されていきます。

 

 

 

 

 

「相談事例」  パニック障害の症状が出て不登校に

 

 

 

 

 

中学一年生で不登校の男子です。給食中に突然体が震えて動けなくなってしまい、それ以来そういった発作が何回かあります。

 

 

 

 

 

医師にパニック障害と診断され、現在の中学校でも症状が出ました。

 

 

 

 

 

本人は学校は嫌いではなく行きたがっているのですが、行けない状態が続いています。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

パニック障害は、不安神経症、特に広場恐怖をその基底とする神経症のあらわれです。

 

 

 

 

 

それらの治療法は、まだ十分解明されているとは言えませんが、とりあえず現在のところリラクゼーションと薬物による治療を併用することで進められています。

 

 

 

 

 

また、パニック障害には、何らかの外傷体験も関係しているらしいともいわれています。

 

 

 

 

 

パニック障害はたいてい、まじめで自分の与えられた課題をいい加減にすませることのできない人、また、将来に対する不安が高く、いつも予期不安にさらされている人に多くみられる病理です。

 

 

 

 

 

そのため、この症状を持ってしまった人はまじめなだけに、学校に行けなくなってしまったり、仕事ができなくなってしまったりしている自分の状態を受け入れることができず、心理的なストレスをかなり経験しています。

 

 

 

 

 

リラクゼーションは、そういった緊張を取り除き、予期不安からくる緊張を取り除くのに効果があり、さらに薬物によって不安を和らげます。

 

 

 

 

 

その状態で、心理的治療をほどこすことができ、心理的な外傷についての治療も実施することができればさらに良いでしょう。

 

 

 

 

 

「相談事例」   対人恐怖から不登校へ

 

 

 

 

 

中学一年の九月から「学校はつまらない」と言って行かなくなってしまいました。小学校二年の時に対人恐怖と診断され、四年の終わりまで治療を受けていました。

 

 

 

 

 

「回答」

 

 

 

 

 

小学校のころからの対人恐怖症ということで、その状態について細かなことをおたずねする必要があるのですが、幼少のころから持っている対人恐怖症がある程度軽減されたとはいえ、思春期の不安定な時期に再発している可能性もあります。

 

 

 

 

 

また、そのまま症状が変化して、社会恐怖等の問題になっている可能性もあり、とりあえず、病院あるいはカウンセリングを受けることも考えておくことが必要でしょう。

 

 

 

 

 

幼少期における対人恐怖症は、その親子関係の影響が大きいといえます。子供にとって社会を代表するのは両親あり、両親との関係の中で、自分を取り巻く社会が自分にとって肯定的であるか否かを判断し、社会が自分にとって否定的であると感じた時に、子供は社会に対して恐怖心をいだきます。

 

 

 

 

 

また、親子関係の中でつくられていく人間関係によって、人間に対しての信頼感を養っていきます。

 

 

 

 

 

そこに何らかのトラブルが生じたときに、人間に対しても恐怖感を抱くことになります。それらの関係の治療がそのベースとして必要になり、またそれが将来の不登校等の問題の原因になります。

 

 

 

 

 

つまり、中学に入ってから現れた症状は単純におこってきた状態であるとは言えず、過去の問題を引きずっていると考えた方がいいでしょう。

 

 

 

 

 

その意味でも、心理治療を受けることが必要になります。

 

 

 


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