子供がひきこもりに~家族はどう対応すればいいのか~
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子供がひきこもりに~家族はどう対応すればいいのか~

2019年08月13日(火)11:28 PM

「家族の基本的な心構え」

 

 

 

 

 

○ ひきこもりは怠けとは違う

 

 

 

 

 

○ 専門家などの援助によって改善が可能である

 

 

 

 

 

○ 家族の協力が非常に重要である

 

 

 

 

 

①本人が一番苦しんでいる

 

 

 

 

 

ひきこもりは、ストレスでひどく消耗した心身を守るための対処の一つです。

 

 

 

 

 

いわゆる「怠け」や「反抗」ではありません。

 

 

 

 

 

口ではどう言おうと、「今のままの状態でいい」と本気で割り切っている人はほとんどいません。

 

 

 

 

 

ひきこもっている本人は、「親から見捨てられるのではないか」「自分は社会に適応できる能力を持っていないのではないか」という強い不安や葛藤を抱えているものです。

 

 

 

 

 

② 「原因探し」「犯人探し」はあまり意味がない

 

 

 

 

 

「お前の育て方が悪い」「あなたが家庭を顧みなかった」などと、夫婦で責任を転嫁しあったり、「過保護すぎた」「放任しすぎた」「あのとき無理に受験に駆り立てたのが悪かった」などと、過去にさかのぼって原因をあれこれ考えてもしかたがありません。

 

 

 

 

 

「なぜ、ひきこもったのか」という原因は人によってあまりにも多様であり、はっきりしない場合も多いのです。

 

 

 

 

 

原因を考えるより、「これからどう対応するか」を考えることのほうが有意義です。

 

 

 

 

 

③家族で取り組む覚悟が大事

 

 

 

 

 

ひきこもりが長期化している場合、本人だけの力で回復することは難しいと考えたほうがいいでしょう。

 

 

 

 

 

母親だけが一生懸命で、父親は無関心であるとか、ひきこもりに対して無理解であるような場合、改善の効率は悪くなります。

 

 

 

 

 

回り道に見えても両親でよく話し合い、ひきこもりに対する理解を共有してタッグチームが組めるようにすることが大切です。

 

 

 

 

 

④子供一辺倒はやめよう

 

 

 

 

 

しかし、「自分の生涯をなげうってこの子に尽くそう」などと悲壮な覚悟を固めたり、仕事を犠牲にしたりする必要はありません。

 

 

 

 

 

ひきこもりの子供をもつ家庭は、自分たちだけで問題を抱え込み、家族そのものがひきこもった状態に陥ってしまいがちです。

 

 

 

 

 

24時間子供のことばかり考えるのではなく、親自身が個人的な楽しみや息抜きの場をもつことは必要です。

 

 

 

 

 

親自身が「社会参加」しないことには、子供に対して社会復帰を促すうえでも説得力がないでしょう。

 

 

 

 

 

ひきこもりの子供を回復させるには、子供だけを変えようとするのではなく、親自身が自分の価値観や生き方、親子関係、夫婦関係を見つめなおし、再構築する作業が必要なのだと考えてください。

 

 

 

 

 

「本人とのコミュニケーションの基本姿勢」

 

 

 

 

 

○本人を相談や援助、治療に結びつけるためには、家族への不信感や警戒心を解かせ、家庭の中で本人の気持ちを安定させることが最優先です。

 

 

 

 

 

①まずは、あいさつから

 

 

 

 

 

会話が少ないと、家族同士でお互いに腹の探り合いをしてしまうものです。

 

 

 

 

 

また本人は親のちょっとした態度の変化にも敏感になっています。

 

 

 

 

 

たとえば、親が何かの弾みにドアを強く閉めたことが、本人には「早く家から出て行け」というメッセージになったりします。

 

 

 

 

 

態度やスキンシップではなく、「言葉」によるコミュニケーションを心がけることが重要です。

 

 

 

 

 

まずは「おはよう」「おやすみ」などのあいさつから始めましょう。

 

 

 

 

 

返事がなくても、ぎこちなくても、それが会話への第一歩です。

 

 

 

 

 

②次は無難な「会話」を

 

 

 

 

 

あいさつができるようになったら、簡単な会話を心がけましょう。

 

 

 

 

 

話の内容よりも「話したい」という意思を示すことが大切です。

 

 

 

 

 

その際、話題の選択は大事なポイントです。時事的な話題(ニュース、スポーツ、芸能)や共通の趣味の話などが無難かもしれません。

 

 

 

 

 

「おまえは本当は何がやりたいのか?」といった「将来」の話や、「○○君が結婚した」「就職した」といった同級生の噂、「学校」や「仕事」の話など、本人の劣等感を刺激する話題は禁物です。

 

 

 

 

 

裏表のない、わかりやすい淡々とした態度で、地道に働きかけを続けることが最も有効です。

 

 

 

 

 

たとえば、ひきこもりに関する記事やチラシなどを見せたいとき、黙って本人の目につくところに置いておいたりしていませんか。

 

 

 

 

 

そうではなく、必ず、「これを読んでよかったから、あなたにもぜひ読んでもらいたい。ここに置いときますよ」などと一声かけて渡すようにします。

 

 

 

 

 

また、一度始めた働きかけは途中でやめてしまわないことです。

 

 

 

 

 

本人は親の態度から、考えていることを敏感に察知しています。

 

 

 

 

 

○3つの「しないこと」

 

 

 

 

 

刺激しないこと・・・・皮肉や嫌み、あてこすり、断定的表現

 

 

 

 

 

対決しないこと・・・・・説得、お説教、叱咤激励

 

 

 

 

 

取り引きしないこと・・・・・「学校に行ってくれたらこれを買ってあげる」など

 

 

 

 

 

③とにかく本人の話を聞く

 

 

 

 

 

本人が過去の恨みつらみをぶつけてきて、それが何時間も続くといった訴えもよく見られます。

 

 

 

 

 

「無理やり塾に行かされた」あるいは「行かせてくれなかった」とか、中には「話しかけたのに無視された」など、ほとんどが言いがかりに近いようなものもあります。

 

 

 

 

 

しかしこうした場合、腹を立てたりうろたえたりすることなく、「最後まで話をきちんと聞く」ことを心がけましょう。

 

 

 

 

 

途中でさえぎったり、反論や自己弁護をしても、解決にはつながりません。

 

 

 

 

 

「記憶の供養」のつもりで、誠実に耳を傾けることです。

 

 

 

 

 

「聞いてもらえた」「受けとめてもらえた」という満足感がもてれば、根拠のない非難はいずれ沈静化するものなのです。

 

 

 

 

 

④子供の言いなりにならない

 

 

 

 

 

もちろん、何でもかんでも受容すればいいというものではありません。

 

 

 

 

 

「ここまでは認めるがこれ以上は認めない」という「受容の限界」をきちんと本人にも示し、それを超えたときには毅然とした態度で断る、ということは必要です。

 

 

 

 

 

とくに「暴力」と「お金の無心」「家族が困るような迷惑行為」に関しては、限界を設定することは大切です。

 

 

 

 

 

あくまでも淡々とやめるように「お願い」して、拒否されたらあっさり引っ込める、また機会をとらえて伝える、ということを繰り返します。

 



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