幼児の子育てについて~反抗心は自立心~
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幼児の子育てについて~反抗心は自立心~

2019年08月13日(火)11:02 AM

反抗心とは何でしょうか。

 

 

 

 

 

一言で言えば、「いや」という言葉で代表される、自立しようとする気持ちのことです。

 

 

 

 

 

その自立したいという気持ちを、「お父さん、お母さん、私はこうしたいと思うの。できるかどうか、やらせてちょうだい」と表現してくれれば、親のほうも、「じゃあ、見守っていようか」という気になるのでしょうが、実際には、子供は、「いや」とか「自分でやる」といった言葉で表現します。

 

 

 

 

 

そのため、親には「反抗的だ」とか、「言うことをきかない」と映ってしまうのです。

 

 

 

 

 

子供が成長していく中で、こうした反抗心をはっきり示す時期は 二回あります。

 

 

 

 

 

一回目(第一次反抗期)は二~四歳にかけて、二回目(第二次反抗期)は小学校六年~中学二年生にかけての時期です。

 

 

 

 

 

第一次反抗期にある子供は、何に対しても、例えば洋服を着せようとしても「いや!自分で着る」と言います。

 

 

 

 

 

でも、いざ一人でやらせてみると上手にはできません。

 

 

 

 

 

ボタン一つはめるのも、とても大変です。顔を下に向けなければならないし、ボタン穴のある胸のところは見えにくいし手も動かしにくいときています。

 

 

 

 

 

なかなかできないからと、親が手伝おうとすると子供はさらに嫌がります。

 

 

 

 

 

それでも、強引に親がボタンをはめれば、カンシャクを起して大泣きしてしまいます。

 

 

 

 

 

親は「たかがボタン一つで・・・・・・」と思いますが、子供にとってはとても重要なことなのです。

 

 

 

 

 

この時期の子供には、やりたがることはなるべくさせてください。そして、親は根気よく、子供がその作業を終えるのを見守ってください。

 

 

 

 

 

ここで親ができることは、脱ぎ着のしやすいパジャマや洋服を選んであげることです。

 

 

 

 

 

どんなにかわいらしくて気に入ったものであっても、後ろあきのものや小さなボタンがたくさんついているものはなるべく避けてください。

 

 

 

 

 

また、カンシャクを起こしそうな気配が見えたところで、さりげなく手を貸すのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

この場合、タイミングを見計らうことが大切です。

 

 

 

 

 

いつも身近にいるお母さんなら、子供の様子がわかるでしょう。無理やりではなく、カンシャクの一歩手前でちょっとだけ手伝うのがミソです。

 

 

 

 

 

お母さんが少し手を貸したとしても、できたときにはうんと褒めてください。

 

 

 

 

 

これは、子供には何よりの喜びです。そして、一つのことをやり遂げた満足感にもつながり、やる気も起こさせます。

 

 

 

 

 

多少、おかしいところがあっても大目に見て、ほめるだけにとどめておきましょう。

 

 

 

 

 

そこで直されると、せっかくの満足感は台なしになり、子供はがっかりしてしまいます。

 

 

 

 

 

下手すると怒ってカンシャクを起こしてしまいます。

 

 

 

 

 

どうしても気になるのなら、少し時間がたってからさりげなく直すといいでしょう。

 

 

 

 

 

こうして、ほめて、満足感を与えているうちに、子供はカンシャクを起こすことも少なくなります。

 

 

 

 

 

第一次反抗期は、ふつう半年から 一年くらいで終わります。

 

 

 

 

 

四歳をすぎると、自分の感情や意志を上手にあらわすことを覚えます。

 

 

 

 

 

運動能力も発達し、頭で考えたことがうまく出足に伝わるようになり、ご飯を食べたり、衣服を着替えたりすることが一人で上手にできるようになります。

 

 

 

 

 

親のほうも、一人で大丈夫だとわかり、自由にやらせることが多くなります。

 

 

 

 

 

ここまでくれば、子供はカンシャクを起こすことが少なくなり、反抗期は卒業です。

 

 

 

 

 

反抗期は、精神的な自立への第一歩でもあり、母子分離の始まりでもあります。

 

 

 

 

 

この時期を上手に乗り切ることは、これから子供が思春期・青年期へ向かって自立するためにもたいへんに重要なことです。

 

 

 

 

 

三歳前後から子供は、自分独自の心の世界を持ち始めます。自分でやりたいという「意欲」が芽生え始めるのです。

 

 

 

 

 

しかし、まだ幼いため、自分の思うままにふるまうと、つい親の決めたルールや社会のルールからはみ出してしまいます。

 

 

 

 

 

しかし、こうした子供の意欲を強く押さえつけてしまうと、子供は自分の欲求が満たされず、泣いたり、怒ったり、カンシャクを起こしたりします。

 

 

 

 

 

そういったことが長く続くと、自分というものをうまく発達させることができず、思春期になって問題を起こす場合もあります。

 

 

 

 

 

ですから、親は子供がやりたがったらその気持ちをできるだけ尊重し、なるべくやらせてください。

 

 

 

 

 

反抗期を長引かせない親のメッセージ

 

 

 

 

 

子供の反抗期に対して、親は、「この子も大きくなったんだわ。こんなふうに自分の意思を言葉にして伝えられるようになったんだわ」と大きな心で受けとめることが大切です。

 

 

 

 

 

例えば子供が、ご飯を食べるのは嫌だと言ったら、”一食くらいぬかしたって平気”と思うくらい、心に余裕をもって構えるといいでしょう。

 

 

 

 

 

「○○ちゃんは食べないのよね」と反対のことを言うと、子供は「食べるー!」と答えたりもします。

 

 

 

 

 

あるいは、「いや!食べない」と子供に言われたら、「あ、そう。今日のご飯は特別おいしいんだけどなあ」と、お父さんとお母さんの分だけ食卓に並べてみましょう。

 

 

 

 

 

最初は「いらないもん」などと言っていても、おいしそうにお母さんとお父さんが食べているのを見ると、「おいしいの?」と聞いてきたりするものです。

 

 

 

 

 

そこで、「お母さん、○○ちゃんと一緒に食べたいな」などと言えば、たいてい食べ始めます。

 

 

 

 

 

何はともあれ、「いや」と言われて怒ったら、こちらの負けということです。

 

 

 

 

 

また、泣いたりカンシャクを起こしたときは、外へ連れ出したり、ほかのことへ関心を向けさせたりするのもいいでしょう。

 

 

 

 

 

カンシャクを起こした子供が「お母さんなんて嫌い!」なんてこと言ったとしても、「そんなこと言う子は、お母さんも嫌いよ!」とか「そんなこと言う子は、うちの子じゃないわ」などとは決して言わないでください。

 

 

 

 

 

親がむっとしたり、傷ついたりするのは、親が子供と同じ位置に立って対応しているからです。

 

 

 

 

 

こちらは大人なのですから、「”嫌い”なんて、言えるようになったのね」と、子供の成長を喜ぶくらいの気持ちの余裕を持ってください。

 

 

 

 

 

それに、子供の「嫌い」は決して本音ではありません。

 

 

 

 

 

嫌いという言葉を覚えたのがうれしくて使ってみたいとか、お母さんの反応を面白がっているだけなのです。

 

 

 

 

 

子供にとって、世の中で一番好きなのはお母さんです。

 

 

 

 

 

自信を持って、お母さんのほうから子供に「大好きよ」のメッセージを伝えてあげれば、子供は安心して反抗期も早く卒業することができるでしょう。

 



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