統合失調症とひきこもり
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統合失調症とひきこもり

2019年08月04日(日)11:12 AM

「近所の人が自分の噂をしている」などの被害妄想的な訴えがある場合、「統合失調症」の疑いも否定できません。





とりわけ、10代後半くらいから発症する統合失調症の中には、経緯が非常にひきこもりと似たものがあります。





しだいに無口になって成績が下がり始め、だんだんと部屋にこもりがちになり、いよいよおかしいと気づいた時には、もう慢性化しているというケースも少なくありません。





統合失調症かどうかの鑑別が大事なのは、この病気こそ、早期発見・早期治療が治療のカギを握っているからです。





統合失調症には現在良い薬が開発されていますから、もはや不治の病ではありませんが、対応が遅れて慢性化してしまうと、治療がきわめて難しくなってしまいます。





ただし、この鑑別はかなり困難で、精神科医が直接本人を診察する必要があります。





少しでも疑わしいと思われる場合は、速やかな受診をお勧めします。





もしご本人が受診に抵抗が強いようでしたら、保健所に保健師の家庭訪問を要請するという方法もあります。





保健師の定期的な訪問を続けてもらううちに、本人の改善、安定につながったという事例も多いようです。





ここでは、一般の方でもある程度判別できるポイントをいくつかご紹介します。





「幻聴」





その場にいない人の声が聞こえてくるような幻聴がある場合は、ほぼ統合失調症と考えていいでしょう。





幻聴があると、本人の言動にさまざまな影響が出ます。





もちろん、幻聴があってもそれを認めない場合もありますが、例えば、意味のわからないことをブツブツ言う独り言とか、特におもしろいことはないのニヤニヤクスクス笑ったりする独り笑いなどがある場合は、幻聴の存在を疑ってみる必要があります。





また、部屋の明かりを消して長期間立ちつくしている、家の廊下の隅で不自然な姿勢で長時間佇んでいる、などの症状が見られる場合、幻聴の命令に支配されてそうなっていることが多いものです。





ひきこもりの人は、このような緊張した姿勢はあまり好みません。





「コミュニケーションに対する態度」





ひきこもりの人も統合失調症の人も、コミュニケーションを避けているように見えます。





しかし、ひきこもってる人の多くは、実は他人との出会いやコミュニケーションを切望しているものです。





ただし、そこには条件があって、自分のことを100%理解してくれる人とのみ、純度の高いコミュニケーションがしたいということなので、なかなかチャンスが持てないのです。





しかし統合失調症の場合、時期にもよりますが、無理に対人関係を勧めすぎると、症状が悪化してしまうことがあります。





つまり、視線や会話などの対人刺激が、有害な刺激になってしまう傾向があるのです。





そのため薬での治療などを通して症状の安定を図ることが最優先で、リハビリはその後、慎重に進めていくというのが普通です。





ただ、統合失調症の場合もひきこもりの場合も、家族が叱咤激励などで無駄なストレスをかけないようにするという点では、基本的な対応はそれほど変わらないといっていいでしょう。




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